デビューして3年が経過した。活動開始から1年足らずで注目を集め、2021年にメジャーデビューを果たし、現在は世界中にフォロワーを持つ。
立場が急激に変わったことでアーティストとして、もの作りの姿勢に変化はあったのだろうか。
「デビュー当時は不安が多かったですが、今は昔よりも余裕を持って曲作りができるようになりました。仕事でもありますが、僕にとっては大事なFUN-TIMEです。
この3年間でのいろいろな経験を通じて感じてきたことを含め、今後どういうスタイルの曲を作るべきか、これまでよりは基礎の部分もできてきたので、“imaseらしさ”をよりブラッシュアップしていけたらなと思います」。
imaseさん自身が思うimaseらしさとは。
「メロディーの癖や、地声とファルセットを使い分ける部分。あとは言葉の置き方やサビの部分がキャッチーなメロディーになるようにすることですね。
そこでアーティストとしての個性を出しているので、どの曲にも散りばめるようにしています」。
10月25日に配信された「アウトライン」は、12月28日(土)に開幕する、第103回全国高校サッカー選手権大会の応援歌だ。
壮大なスケールと疾走感溢れる曲調、さらにポジティブな気持ちになるキラキラとした言葉は、聴くだけで体中の細胞が熱くなる。自身もサッカー少年だったこともあり、オファーがきたときの喜びもひとしおだったそう。
「こういった形で、またサッカーに携わることができてうれしかったです。試合に臨む選手だけでなく、ピッチの外から応援している人も含めて、高校サッカーに関わる全員が前向きな気持ちになれるように制作しました。
自分も学生時代にサッカーに夢中になっているときに聴いていた曲は今でも覚えているので、彼らが大人になって、ふとした時にこの曲を聴いたら当時のことを思い出すような、そんな一曲になったらうれしいです」。
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