最新テクノロジーと日常使いが“マリアージュ”
運転のしやすさという点でも、クラウンスポーツは非常に魅力的です。
全幅は1880mmと、下部に向かってボリューム感のある低重心なデザインが特徴で、数字上ではやや大きめですが、先進的な運転支援機能が安心感を提供してくれます。
例えば、「アドバンスドパーク」という駐車支援機能。初めての駐車場や運転に不慣れな方でも、スイッチひとつで自動駐車が可能です。また、障害物を検知すると警報を鳴らし、ブレーキ制御をして接触を回避する支援も行ってくれます。
さらに、メモリ機能を活用すれば、白線のない自宅駐車場のような場所でも駐車位置を記憶し、同じ場所に自動で駐車することができます。
こうした先進機能を活用すれば、運転のハードルがぐっと下がり、ご家族全員で気軽に共有できるだけでなく、幅広い世代が楽しめるクルマとしての魅力を備えています。
最新テクノロジーと日常の使い勝手が絶妙に“マリアージュ”し、オーシャンズ世代にもぴったりの一台と言えるでしょう。
クラウンスポーツのグレード構成は、上質な走りを楽しめるハイブリッドの「SPORT Z」と、よりスポーティな走行性能を求める方向けのPHEVの「SPORT RS」、全2種類が用意されています。
価格は、「SPORT Z」が590万円から、「SPORT RS」が765万円からとなっています。
私個人の意見ですが、燃費性能や価格面を考えて比較すると「SPORT Z」が魅力的だと感じています。新車時のWLTCモード燃費は「SPORT Z」が21.3km/L、「SPORT RS」が20.3km/Lと、ハイブリッド仕様の方が燃費性能に優れています。
PHEVならではの特徴や「RS」へのこだわりが特にない場合、通常の用途では「SPORT Z」でも十分満足のいくカーライフが送れるのではないでしょうか。
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クラウン スポーツは、伝統のクラウンが新たな時代へと進化した姿そのものです。スポーティで挑戦的なデザインと走りの楽しさが詰まった一台。
ぜひ一度試乗して、その魅力を体感してみてはいかがでしょうか。それでは次回の「くるマリアージュ」でお会いしましょう。
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