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ここ最近、SNSを中心にブームに火がついている「せいろ蒸し」。たっぷり野菜やタンパク質を食べることができるうえ、余計な調味料を使わなくてもおいしいとして注目されている。
なんとなく上級者にしか使いこなせないイメージのあるせいろ蒸しだが、じつはその調理法はいたってシンプル。むしろ料理が苦手な人や忙しい人ほど使ってほしい調理器具なのだという。
そんなせいろ蒸しの基本や、蒸すと美味しい食材などについて、Instagramで話題の「せいろの魅力にとりつかれたOL」こと、りよ子さんに詳しく教えてもらった。
聞いたのはこの人！
りよ子さん●Instagramでせいろの魅力やパパッと作れるレシピを発信して大人気となり、わずか1年半でフォロワー１０万人を突破。野菜を蒸すだけのシンプルレシピから、一度に主菜と副菜が完成する同時調理レシピ、ごはんもの、スイーツまで、100品以上のレシピを投稿している。プライベートはご主人と二人暮らしの現役OL。 Instagram：@musu_riyoco
りよ子さん著書『すべてを蒸したい せいろレシピ』(Gakken)
切って、詰めて、蒸すだけ！ の究極の時短料理「せいろ蒸し」
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ーーりよ子さんがせいろ蒸しにハマったきっかけを教えてください？ もともとは美容やダイエット目的で、「酸化した油を摂らないにはどうしたらいいか？」を考えて色々な情報を探していました。よく揚げ物やスナック菓子を食べると肌荒れすると言いますが、私自身もまさにそれを感じていて。身体にいい調理法って何かなぁと模索していたときに出会ったのがせいろ蒸しでした。
じつは実家にはせいろがあったのですが、日常使いの調理器具というイメージはなく、その良さに気づけていませんでした。それが実家を出て自炊するようになってから、なんて簡単で便利なんだ！ とハマっていき、今では週のうち4〜5日はせいろが食卓に上るように。夫には「たまにはせいろ蒸し以外の料理も食べたい」と言われますが（笑）。
ーーそれほど普段の食生活に貢献しているんですね。せいろ蒸しの魅力を挙げるならどんなところでしょうか？ 何よりも「切って、詰めて、蒸すだけ」という究極の時短でおいしいごはんが食べられるところです。
仕事から帰ってクタクタの日でも、お湯を沸かしてせいろを乗せるだけで栄養満点のヘルシーな晩ごはんが完成します。蒸している時間はほったらかしにできるので、その間にお風呂を沸かしたり読書をしたりと時間を有効に使えるのもいいところ。
蒸し上がったらそのまま食卓へ出せるから洗い物も少なくて済むのに、なんだか手が込んだ豪華な料理に見えるのもせいろの魅力です。
そして食材の旨みを逃さないので、野菜は驚くほど甘く、肉や魚は余分な脂を落としながらヘルシーに仕上がります。あれこれ調味料を使わないシンプルな味付けでも勝手に美味しくなってくれるので、素材本来の味ってこういうことなんだ……と感動するほどです！
髪や肌のツヤ、体型をキープできているのもせいろのおかげ。まさに体も心も整えてくれる調理法ですね。
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