オーシャンズ推薦「みんなの“C級グルメ”」とは…… 「シジミが好きだ!」という貝好きは少ない。見た目にもアサリやハマグリのインパクトに欠けるし、イメージとしては「味噌汁の具材で、目の疲れや二日酔いにいいらしいよね」的に扱われるバイプレイヤー的存在の貝である。
しかし、千葉県の香取郡にある東庄町では違う。豊かな利根川に面し、昔からシジミの名産地として有名で、50年ほど前までは全国の生産量の半分を占めていたというが、現在はシジミの漁獲高が激減してしまったという。
そこで、約20年前に町おこしの一環として商工会議所などが中心になり、新しい名物の開発に着手。それが変わり種の丼もの「しじみ丼」である。
今回、訪れたのは東庄町の「青柳亭」。看板には、そば、うなぎ、うどんと書かれているが、カレーやトンカツ、煮物など「何でもあります」的な和の食事処である。
定食も居酒屋メニューもあるし、2階席は地元の宴会などにも使われているそうだ。
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