コート93万8300円、中に着たカーディガン56万4300円、パンツ162万8000円、靴38万600円/すべてエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
目端が利く一方、流行り廃りには執着なし。ゆったりした佇まいで日々を楽しむ。そんな人生術に長けた、豊かな大人に似合う外套だ。
ウールにナイロンを混紡した、3つボタンのノッチドカラーコート。サイドにフラップポケット、バックにはスリットが設けられ、タイムレスかつコンフォートに身を委ねられる。
シェブロン柄を再解釈したマキシサイズの文様は、些細でも確かな喜びに通じる。
ブーツ32万100円、デニム19万1400円/ともにエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
細やかに起毛させた牛革「ヴォー・ヴェロア」製のショートブーツ。甘美なステッチング、そしてバッグ「ケリー」のクラスブで留められたベルトが、極上素材に花を添える。
かたや、分厚いソールにはアウトドアな雰囲気も漂い、カジュアルなデニムスタイルとも好相性。
優雅なだけじゃ生きにくく、タフなだけでは味気ない。複雑ゆえに楽しく彩られたライフスタイルを、こんな相棒とともに送りたい。
カーディガン56万4300円、ニット47万8500円、中に着たシャツ11万4400円、パンツ162万8000円/すべてエルメス(エルメスジャポン 03-3569-3300)
アルパカ、カシミヤ、シルク。3つのマテリアルで贅沢に織られたニットを、カーディガンとプルオーバーのアンサンブルで味わう。
その快感にさらなる愉悦を届けるのが、唯一無二のアニスカラーだ。目を凝らせば、全体を抽象的なプリントが覆う。
実はこの柄、馬の毛並みの陰影がモチーフ。言わずと知れたエルメスのルーツがフレッシュに表現され、着る人はおろか見る人をも夢心地に誘う。
[SHOOTING LOCATION]
東葛西1-11-6 A倉庫 この企画に出演するモデル、髙橋義明が江戸川区にある元床柱工場をセルフリノベーションしたインディペンデントスペース。名称に住所をそのまま使用し、展示の際には、アーティストと共同で空間をつくり上げることを目的のひとつにしている。展示情報は
efag.cssにて公開。
OCEANS11月号「NEWSなデニム」から抜粋。さらに読むなら本誌をチェック!