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SUVがもたらした、新しい趣味の世界

佐藤さんは、ファミリーカーとしてフォレスターXTの魅力をこう語る。



「ちゃんとSUVらしい車内空間になっていて、妻も子どももリアシートに乗るのですが、後部座席には十分以上の余裕があるから家族からも好評です。

出力に余裕があるからか、運転中も車内は静か。高速道路を走っていてもリアシートの家族とストレスなく会話ができます」。



積載量についても申し分ないようだ。

この車を迎えてから佐藤さんには新たな趣味ができた。釣りである。車があれば出来るよね、と手を出してみたところ、たちどころにハマってしまったのだそう。今では週一ペースで、さまざまな湾へと繰り出している。

「乳児期の行事に、“お食い初め”ってありますよね。ビギナーズラックですが、お食い初めの祝い鯛を自分で釣り上げて用意することができたんですよ。あれは格別な経験でしたね(笑)」。



純正が気に入っているため、とくにカスタムはしていないが、唯一といってもいいカスタムが内装の収納部分、天井のロッドホルダーだ。フォレスターは居住空間が広く、ロッドホルダーを搭載していてもほとんど気にならない。

もしも独り身だったらどんな車を選んでいたかと聞くと、佐藤さんは少し考えてこう答えてくれた。

「WRC世界ラリー選手権で活躍した往年の名車、ランチアのデルタ・インテグラーレにはいつか乗ってみたいかなぁ」。



現在の愛車、フォレスターXTも、4輪駆動のターボエンジン車という点ではデルタ・インテグラーレと同じ。

スポーツカーのような走りが体感できるファミリーカー。そんなバランスのいいフォレスターXTは、佐藤さんにとって限りなく満点に近い最適解なのだ。



佐藤ゆたか=写真 礒村真介(100miler)=取材・文

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