長湯しても疲れにくい、肌に優しい名湯
大浴場は内湯と露天風呂のふたつ。山並みや四季の移ろいを眺めながらの湯浴みが魅力だが、鬼怒川温泉はかつて、「傷は川治、火傷は滝(鬼怒川)」と謳われたほどの名湯。火傷に良いのはアルカリ性単純温泉で肌に優しいためで、長湯しても疲れにくい泉質である。
そのほかに自律神経の不調や胃腸機能の低下などにもおすすめというから、まさに疲れた心身を労わってくれる温泉だといえる。
お待ちかねの夕食は会席料理。界ブランドとしては珍しく半個室のほかにカウンター席でも楽しめる夕食は、中庭の景色とともに優雅な時間を満喫したいカップルや家族にぴったりだ。
こだわりの食材はもちろん、益子焼の陶器、とちぎ民藝の鹿沼組子と呼ばれる細工でもてなされる宝楽盛りなど、視覚的にも極上の食が堪能できる。
夏から秋にかけての特別会席では、旬の鮎と牛肉を地元の伝統的な「石焼き」でいただくことができる。食材から厳選された多くの料理を少しずつ味わえるお造りや宝楽盛りも、ここはやはり地酒と一緒に味わいたい。
4/4