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2023.04.22

ファッション

“奥行きがある”私物アイテムを公開!ファンアゲイン・店主が惹かれる“青”の条件


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ブルーの色調は数あれど、特に惹かれる条件は“色合いに奥行きがある”ことだと話すファンアゲイン・店主の高島大輔さん。

「あまり気にしたことはなかったけれど、似た素材でもダンガリーよりシャンブレーのほうが好きで、青と白の交織で生まれるトーンが好きなんだと思います。

ベタっとした青は僕には少し難しいと感じます。デニムをよくはくのも、それが理由なのだと思います」。
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ファンアゲイン 店主
高島大輔さん 45歳
セレクトショップのMDを経て、昨年の春に家具や雑貨を取り揃えるリサイクルショップ、ファンアゲインをオープン。無銘のもの、価値がないとされるものにフォーカスし、新しい価値を生み出している。
この記事は、オーシャンズ5月号から抜粋しています。すべての特集は本誌で

洋服に新しい価値を与えるアートとアイデア



「エストネーション×村上 周」のシャツ
「前職時代に自分が企画した、廃棄予定の服の再生プロジェクトから生まれたもの。シルクスクリーンプリントで、アーティスト村上周さんのグラフィックを施しました。



仕上がりを見たときには感動しましたね。こういう消費のあり方を伝えていけたらなと思います」。

ルーズシルエットと少し距離をおくときに



「リーバイス」のデニム
「’70年代のリーバイス『517』です。ルーズなシルエットもいいですが、細身の格好がしたいときに、ちょうどいいと思えたシルエット。

自分で付けたサンダーキャットのワッペンは、ジャケットを着ると隠れるのがポイント(笑)」。

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ふたつとして同じ表情がないところもツボ



「阿久津忠男」のうつわ
「益子焼の陶芸作家で、僕が知る限り、もう長い間このブルーの作風にこだわっている方。形はもちろん、釉薬の質感も美しい。

さらに単色なのに深みがあり、ここまで立体感が生まれるのかと驚きました。料理も映えるし実用性も申し分なしです」。

引き込まれるような青の透明感


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「デイヴィッド・ホックニー」の写真集
「中目黒のカウブックスで買ったもので、これを初めて知ったときには衝撃を受けました。

写真のコラージュと青のグラデーションがレコードジャケットのデザインのようですごくいいし、もともと好きなアーティストがそれをやっているというのもうれしかったです」。

川西章紀、品田健人=写真 菊地 亮、今野 壘=取材・文

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