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とちぎ民藝に酔いしれる旅館



ラウンジエリアにあるトラベルライブラリーには美しい陶器がズラリ。

地元の益子焼だけでなく、全国各地の豆皿が並ぶ。陶器市に来たかのような気分でお気に入りの一枚を見つけてみよう。

通常の3名定員の和室。

通常の3名定員の和室。




48室あるゲストルームはすべてがご当地部屋「とちぎ民藝の間」。いずれも3名定員で愛犬ルームや露天風呂付きなども用意されている。畳ばりの和室と中庭の景観も趣があり、野鳥のさえずりとともに癒される空間だ。

そもそも民藝とは、生活の中の日常的な道具が“民衆的工芸”と名付けられたもの。ベッドライナーや障子には黒羽藍染があしらわれ、湯呑み茶碗や花瓶には益子焼が用いられるなど、いたる所で民藝の“用の美”を体感できる。



テラスに使用されているのは宇都宮市の特産品でもある大谷石(おおやいし)。あの有名な建築家フランク・ロイド・ライトがこの大谷石の魅力に着目し、旧帝国ホテル設計時に取り入れたことでも知られる石材である。


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