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④ リアルによく行くお店のスーベニアTシャツ


推薦人:水上剣星さん

モデルの剣星さんが“一軍”として挙げてくれたのは、祐天寺にあるダイナー「アレイキャッツ(ALLEY CATS)」のお土産Tシャツだ。

「オーナーのテツさん(園田哲也さん)が友達で、リアルによく行っているお店のやつですね。正直、Tシャツ自体はあんまりこだわりがなくて(笑)。こういうスーベニアものを着ることも多いです」。



Tシャツ選びで剣星さんが大事にしているのは“きれいさ”だ。

「いわゆるバンドTみたいなものには手が伸びず、その年毎に新品のTシャツを買い足すんです。無地に自分でシルクスクリーンでプリントしたりもしますね。着倒すというより、フレッシュなものが好きなんです。カラバリ、サイズで時々の気分のコーデに合わせられるように揃えています」。



ちなみに、今年買ったほかのTシャツで愛用しているのは、「アーサー・ホープ・デル・ムーン(Artue.hope.del.moon)」のプリントT。日本ではドーバー ストリート マーケット ギンザなどでしか取り扱いのない、新鋭ブランドだ。

新たなブランド探しにも抜け目がない剣星さん。アンテナの張り方もぜひ見習いたいところだ。

⑤ 速乾性を持つ、自分だけの最高な無地Tシャツ。


推薦人:FACEさん

アーティストのFACEさんが今年の“一軍モノ”としてあげたTシャツがこちら。自身も参加する、Podcastでの配信などで活動するクルー「マディ・ウォーターズ(Muddy Waterz)」で作ったオリジナルTシャツである。

爽やかなライトブルーの色みが絶妙で、サイズ選びによってはいろんな表情を見せてくれる。

FACEサイズは163cmでゆったりとしたサイジングだ。ほかにも長身の方やオーバーサイズが好みの人には「CHI」「SHIN」サイズを。サイズ選びによってはいろんな表情を見せてくれる。

「サイズ展開が特殊で、メンバー各々に合うサイズで一昨年に第1弾を発売したのですが、僕のサイズがなくて(笑)。今年からマイサイズも作りました。

機能性のあるTシャツって、身幅が小さいとか着丈が長いとかで、なかなかハマるモノがなくて。これは自分が着てしっくりくるものとして作ったので、今年の定番としてめっちゃ着ていますね」。

カラバリはブルーのほか、色褪せたブラックに杢グレー。ちなみにTシャツは余布で作られているそう。

アウトドアや旅行でも着ることも多いので、速乾性があって、形も自分好みなTシャツはかなり重宝しています!」

⑥ 切りっぱなしの襟や裾がポイントのロットワイラー新作


推薦人:宮島尊弘さん

スタイリストの宮島さんが愛用するのは、自身が手掛ける「ロットワイラー(ROTTWEILER)」のTシャツだ。シンプルな白Tに見えて、実は特徴的なディテールを持っている。

「この時季のコーディネイトは単調になりがち。そこで、袖とネックを切りっぱなしにして、アクセントを付けたんです」。



「もともとは薄い生地で作っていたんですが、今季はハリのある生地を採用しました。そうすることでラフになりすぎず、切りっぱなしのディテールが生きてくるんです。

洗ってもヨレが少なくきれい見えするし、程良い抜け感が作れるので気に入っています」。
 

同色のロゴパッチが裾に配されるなど、細かなところも抜かりなし。きれいめなパンツからスポーティなショーツまで、幅広いコーデで活躍する逸品だ。

⑦ 着る人の雰囲気が出る、スケートブランドの普通のTシャツ


推薦人:阿部隼也さん

数々のブランドのVMDなどを手掛ける、ディレクターの阿部隼也さん。彼が今季着ているのは、スケートボードのウィールブランド「スピットファイアー(SPITFIRE)」のプリントTシャツである。

「何かTシャツが欲しいなと思って、ネットで買いました。中学とか高校のときにスケートボードをやっていて、その影響もあります。ただ、スラッシャーとかサンタ クルーズとかは見るけど、スピットファイアーを着ている人ってあんま見ないというか」。



「Tシャツは毎シーズン数十枚は買い足しますね。あまりレアなものとか、高いものとかは買いません。今年は他にロサンゼルスにあるピンボールバー、ワルツ(Walt’s)のものだったり、自分も関わるアンダーアールのTシャツだったりを買いました」。

奇を衒わないベーシックなTシャツ。それが似合うのは自分のスタイルを持っている証拠だろう。


同じTシャツでも、選び手の個性が如実に表れているのがよくわかる。Tシャツシーズンも残りわずか。自分の好みのΤシャツで残暑を乗り越えよう。

河野優太=写真

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