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仕事上のコミュニケーションにも欠かせない


ヘアメイクの仕事現場でも、アーリーブロンコの存在感は絶大だったと語る。



「当時は3台車を所有していましたが、重要な仕事の日にはよくブロンコに乗っていきました。アメリカのクライアントがすごく喜んでくれるんですよ。『お前、良さを分かってるな』って。

それがいいコミュニケーションを生んで、仕事も上手くいく。現場が、『あいつに任せておけば間違いない』みたいな空気になるんです」。

2018年、拠点を日本に移すタイミングで2台の車は手放したが、ブロンコだけはNYから運び込んだ。NYにいたときよりハンドルを握る回数は減ったものの、いつでも乗れるようアップデートは欠かさない。



「乗りやすさを重視して、オートマ(AT)仕様にしました。あと、街乗りでは流石にドラムブレーキは厳しいので、ディスクブレーキに変え、パワーステアリングとSAS(転倒防止機能)も導入しています。

アメリカで乗っていたときは半分ほど外側にはみ出るくらいゴツいタイヤを搭載していましたが、日本に帰ってきてからはタイヤも安定感のあるタイプに変更しました」。

足回りをフルレストアしただけでなく、自身の好みに合うようにカスタムを加えている。




「購入時、車にはどデカいウーハーが積まれていたのですが、取り除きました。その代わりに音楽を聴けるようオーディオを組み込みました。

ハンドルをウッドのステアリングに変えたのは、この車のイメージに合うと思ったから。握り具合とかではなく、ルックス重視ですね(笑)」。



「シートに付けたファーのカバーもお気に入りポイントです。1970年代の映画を見たときに、車にファーのシートカバーが敷かれていて格好いいなと思っていたんですよ。

2年前から’70年代製のものをeBayで探してやっと購入できました。ただ、リアシートはまだ見つからなくて探索中です」。


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