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二の足を踏む必要はなし! 断食の不安 Q&A

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――筋肉や体力が落ちないか心配なのですが……。

もともと痩せ型の方、断食中に動かずに寝てばっかりいる方は多少落ちますね。ただ、散歩などの軽い運動をしていれば使う筋肉は減らず、あくまで余分な脂肪から減っていきます。とくに男性からは「断食でバテた」という声はあまり聞きません。

――ということは、断食中はずっとゴロゴロしてスマホを見てちゃダメ?

断食に身体が慣れてきたら、軽い運動や散歩で良いのでしてみてほしいです。もちろん、体調と相談しながら無理はせず。いつにない身体の軽さを味わえるはず!

――断食後、解放感から暴飲暴食しちゃいそうな気がします。

断食は「味覚のリセット」も魅力のひとつです。味の濃いものを食べ続けていると、舌は素材の味を感じられないほどに麻痺してしまいます。断食でその依存から強制的に解き放たれると、自然と味の濃いもの、ジャンクなものを欲しなくなり、断食終了後も食生活を自然と見直せるようになります。

後にもご説明しますが、断食後に普通食に戻すまでの間の「回復食」もキーポイントですね。ここをしっかりやらないと断食終了後にそのままハンバーガーショップに駆け込むことになりかねません!

――やっぱり断食中の何も食べない状態というのは相当つらいのでは……?

いろいろな誘惑があるなかでやるのは確かに大変です。しかし日常から離れてコンビニもなく海、山、鳥の声、そして同じく食べない仲間がいる環境なら、あまりつらくはありません。お客様も空腹にのたうちまわっている人はかなり少数ですよ(笑)。みなさん、リゾートを楽しんで穏やかに過ごされています。

ただし断食反応といって、一過性の反応が出る人もいます。きちんと「準備」をしてから断食を始めないと、カフェイン断ちの頭痛や、脱水、血圧低下、熱中症になることも。施設ではもちろん、自分で断食をするときもそこをコントロールすれば体調を崩すことはありません。


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