タコ、テキーラにビール 食文化も豊か
キリスト教カトリックが主な宗教であるメキシコでは大都会から田舎町まで教会が多く、キオスク、広場とセットで建てられており、市民の憩いの場となっています。
ベンチで休むおじさんや学校帰りの学生、様々な屋台などで賑わっていて、そんなメキシコの人々の日常に紛れ込むのが好きで、用もなく広場へと向かい、トランキーロな時間の流れを楽しむこともありました。
食文化も一変。アメリカでは小麦だった主食が、ここではトウモロコシに。
古代より中央アメリカを支えてきたこの穀物は多大な影響力を持ち、時に神格化までしたメソアメリカ文明の王家では、頭の形をトウモロコシに寄せるために、幼少期に頭部に装具をつけて細長く成長するようにしていたこともあったほどだといいます。
大人気「taco」もたくさん食べました。(屋台で買ったtacoでおなかを壊す、なんてこともありましたが...)
トウモロコシでできた薄い生地「トルティーヤ」に炒めた具材をはさんで半分に折りたたんだもので、日本では複数形の「タコス」という呼び名のほうが馴染んでいるでしょうか。
taco
アガベという植物から作られる蒸留酒「テキーラ」もメキシコを代表する文化の一つですね!
原産地・テキーラの街には酒瓶の形のバスが走っていたりしました。アガベはサボテンの仲間・多肉植物で、高地の乾燥地帯でも大きく育ち、時には人の背丈を越えるものもあるんですよ。
テキーラ郊外のアガベ畑
あと、ビールもよく飲まれていました。街では「TECATE」というビールがどこにでも売られていて、あっさりしていて飲みやすかったです! 世界中で人気のメキシコビール「Corona」ももちろんメジャーで、ユカタン半島のリゾート地でよく目にした印象でした。
5/6