▶︎すべての写真を見る 京都・⽊屋町に緑と音を楽しむ“サウンドフォレスト”をコンセプトにした、新感覚のミュージックラウンジ「フル(FUL)」がオープンした。
種類豊富なナチュラルワインやカクテルを嗜みながら、まるで森に降り注ぐ⾳楽を全⾝に浴びるような体験ができるという。さっそく訪問してきたので詳しくレポートしていこう!
京都の繁華街に出現した“音の森”
人で賑わう河原町通から1本入った木屋町のビル1階に位置するFUL。店内には、コンセプトの“サウンドフォレスト”を感じるさまざまな仕掛けがあった。
エントランスに入ると、まずは古材で造られた巨⼤なシンボルツリーが出迎えてくれる。店内の隅々には、世界各地から取り寄せた珍しい植物が生い茂り、ひんやりと澄んだ空気が心地良い。都会にいながら、森林浴をしているかのような感覚になるのだ。
流れる音楽は、国内で初めて導入した最高峰と名高い米国「1 SOUND」社製のスピーカー10基によるもの。解像度が高く、店内のどこにいても鮮明な音像がすっと全身に響き渡る。
古今東⻄からセレクトされたチルアウト、アンビエント、アコースティック、エレクトロニカ、ポストロック、ジャズや現代⾳楽、⺠族⾳楽など、気持ちが落ち着く静謐な⾳楽のみを流すという。
美しい音質以上に驚くのは、音楽を聞きながら難なく会話ができることだ。音量が低いわけではない。最新鋭の音響システムと絶妙なセッティングにより、音楽と会話を同時に楽しめる空間を実現しているのだ。
幅広いシーンで使える3つのエリア
FULには、バー、ラウンジ、ダイニングの3つのエリアがある。その日の気分や予定に合わせて、さまざまなシーンで使えるのもうれしい。
スタンディングでも楽しめるカウンターバーは、ひとり気ままに音楽とお酒を堪能したいときにおすすめ。
世界中から選りすぐった120種のナチュラルワインや個性豊かなオリジナルカクテルを味わえる。
ヴィンテージ家具を配した広々としたラウンジは、大人数での会食にも打ってつけ。ゆったり座れるソファに、丸テーブルを囲む植物たちとその影がまわりとの程良い距離感を持たせてくれる。
スムーズに会話もできるリラックスした空間で、大切な誰かをおもてなししてみてはいかがだろう。
パートナーや友人とゆっくり食事を楽しみたいときは、ダイニングのテーブル席といった選択肢もある。温室の熱帯植物を眺めながら、照明の落ち着いた雰囲気に癒される。
京都らしさも感じる新しい味
フードメニューは、⽇本のストリートフードをベースにしたユニークなバーフードから、お腹を満たす⾷事メニューまで、豊富にラインナップしている。
ブリオッシュフレンチトーストのだし巻きサンド トリュフの香り(1200円)
例えば、⾃家製だし巻き玉子とホイップトリュフバターをサンドした「ブリオッシュフレンチトーストのだし巻きサンド トリュフの香り(1200円)」、やまつ辻⽥の七味と出汁のパウダーをブレンドしたスパイスが効いた「シャカFULポテト だし七味(800円)」、ほかにも「瞬間プレス海⽼せんべい、ハリッサマヨネーズ1P(700円)」、「卵黄で食べる備前黒毛和牛すき焼きと生麩の春巻き (1400円)」などがある。
京都らしさを残しながらも、出会ったことのない新しい味を楽しむことができるのだ。
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以上、京都のホットな新スポットを紹介した。近くに行く際は、ぜひ“サウンドフォレスト”を感じに足を運んでみてほしい。
「フル(FUL)」 住所:京都市中京区河原町通三条下ル⼤⿊町67-3 フォーラム⻄⽊屋町 1F
営業:⽕〜⽇ 17:00〜27:00(FOOD 26:00、DRINK26:30 L.O.、⽉曜定休)席数:78 席(バー: 22 席、ダイニング: 28 席、ラウンジ:28 席)http://ful-kyoto.com@ful_kyoto