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2024.07.20

からだ

11カ月で体脂肪23%→7%、筋肉もバキバキ!コロチキ西野の肉体改造術、脅威の全プロセスを公開



連載「BODY CHANGER」とは……

三度見してしまいそうな肉体美を魅せるのは、コロコロチキチキペッパーズの西野創人さん。明日7月21日(日)、埼玉県で行われる「フィジークコンテスト」出場を控えている。

今回はそんな西野さんを直撃し、わずか11カ月で筋肉バキバキの肉体を手に入れた脅威のプロセスを聞いた。相方ナダルや芸人の反応は?
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【写真13点】「コロチキ西野の肉体改造術、脅威の全プロセス」を写真でチェック
話を聞いたのはこの人!

西野創人●1991年生まれ。171cm、61kg。お笑いコンビ「コロコロチキチキペッパーズ」ツッコミ担当。2020年から自身のSNSで100日間シリーズを開始し、「#100日後にPretender弾けるようになる西野」「#100日後にバキバキになる西野」を成功させ、現在「#100日後にフィジークの大会で優勝する西野」にチャレンジ中。

筋トレを始めたきっかけはYouTubeの企画



――印象がガラッと変わるほどの激変ぶりですが、そもそもなぜ筋トレを始めたんですか?


もともとはYouTubeの企画だったんです。シルク・ドゥ・ソレイユにも所属していた、アクトレさんという筋肉系YouTuberの人とアイデアを出し合ってるなかで、「筋トレでバキバキの西野さんになりませんか?」と提案されて。

当時の僕は、筋トレをする人を「自分とは違う世界にいる人」と思っていたので、気が引けました。ですが、もしかしたらいい機会かも……と。

――いい機会とは?

僕には家族もいて、仕事もあって、M-1グランプリという目標もありますが、芸人としてもう一皮剥けたいという思いがずっとあったんです。相方のナダルはキャラが立っているけど、「西野といえばこれ」というものもなかったし。

自分のなかで何かを変えたいと強く思っていた時期だったので、アクトレさんの提案に乗ることにしました。何度も念を押されましたけど(笑)。



――本気度を試されたということですか?

当時、僕の体脂肪は23%でそこまで太っていたわけではないんです。だから、痩せたとしても振り幅が小さい。変わり果てた姿を世間に見せるならバキバキの体になるしかなくて、そのためにはかなり過酷なトレーニングになりますよ、と。

途中で辞めた芸人もいたそうです。でも「#100日後にピアノを弾けるようになる西野」というSNSでの企画で成功した体験があったんで、絶対いけるなという自信もあって。やります!と返事をしました。

その日の夜に最後の晩餐を食べて、お酒もたくさん飲んで、朝5時に富士そばに行ったのを最後にそれまでの生活と決別したんです。

※「#100日後にPretender弾けるようになる西野」はコロナ禍の2020年4月から開始。それまで、ピアノに触れたこともなかった初心者の西野さんが、100日間の練習の末、見事「Pretender」を弾けるようになった。
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大好きなラーメンやカレー、酒とも決別!



――まず始めたのは減量からですか?

そうです。摂取カロリーを下げ、クリーンな食事に置き換えることから始めました。

ラーメンやカレー、ピザや焼き肉、中華料理を好きなだけ食べ、酒も好きなだけ飲んでいた食生活が、鶏むね肉と野菜中心になりました。かなりきつかったです。食事制限が最初の壁でしたね。お酒もめっちゃ好きなので。
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ただ、びっくりしたのは「3食しっかり食べてください」というパーソナルトレーナーからの指導でした。もともと朝ご飯を抜く2食タイプだったんですが「朝ご飯がむしろ大切です」と。さらに3時間おきに何か栄養をとるように言われました。

――2食から3食に増やして太らなかったんですか?

それがむしろ痩せていったのですごいなと。その分、動いてるってことなんですけど。

たくさんトレーニングするにはエネルギーがいるじゃないですか。栄養が足りないと体が低燃費モードになって動けないし、覇気もなくなってしまう。しっかりと食べない人の多くが、そんな状態に陥っているらしいです。

西野さんのInstagramより

西野さんのInstagramより


――なるほど。いまは大会直前で特別なメニューだと思いますが、普段はどんな3食なんですか?

指導どおり、朝9時に朝ご飯を食べ、12時に昼ご飯、15時におやつ、18時に夕食という感じです。
9時:鶏むね肉とOIKOS (プロテインヨーグルト)、または バナナプロテインとOIKOS。

12時
:150グラム程度の白米と鮭や海鮮類。

15時
:ゆで卵や、コンビニで買えるサラダチキンバー。

18時
:夜は炭水化物を控えて野菜をたくさん。無水鍋でつくる鶏むね肉の「重ね煮」など。調味料は基本、塩のみ。使うにしても油はオリーブオイルだけ。
左が西野さんの食生活で頻繁に登場する「重ね煮」。無水鍋に塩を入れ、大量の野菜を投入し、トップに鶏むね肉を乗せて再び塩をかけて蒸す。入れる野菜はきのこ、人参、白菜、小松菜、かぼちゃなどお好みで。/西野さんのInstagramより

左が西野さんの食生活で頻繁に登場する「重ね煮」。無水鍋に塩を入れ、大量の野菜を投入し、トップに鶏むね肉を乗せて再び塩をかけて蒸す。入れる野菜はきのこ、人参、白菜、小松菜、かぼちゃなどお好みで。/西野さんのInstagramより


――お米は減量に問題ないんですね。

僕も炭水化物はNGだと思っていました。だから「お米はパワーになるので食べてください!」って言われたのには驚きでしたね。実際、寿司にはかなり救われました。食事制限を始めたばかりの頃はスシローとくら寿司が唯一生き残った僕のごちそうで。

いまも外食チェーンにお世話になることがあります。大戸屋のホッケ定食、吉野家の鮭定食、サブウェイの糖質低めのサンドイッチなど食べてますね。あと、トレーニー御用達の「筋肉食堂」にも1週間前に行きました。

いちばん効果的だったのは「空腹ブラックコーヒーウォーキング」



――体脂肪や体重のビフォーアフターを教えてください。

11カ月前の体脂肪は23%で、いまは7%です。血管が浮き出てるのが体脂肪1ケタの証拠です。でも、これは大会のためで、終わったら12〜13%には戻そうと思っています。

体重は去年8月末は69kgで、10月には63kg、12月には59kgまでいきました。3カ月でマイナス10kgですね。その後、「#100日後にフィジークの大会で優勝する西野」の企画を始めたので70kgまで増やしました。

いっぱい食べて体重を増やして、トレーニングの重量を上げて筋肉を大きく育てる。そして、また絞るという工程ですね。いまは大体61kgですが、去年の61kgとは筋肉の付き方がぜんぜん違います。


「すべっても上半身を脱げば盛り上がるので、オチに困らなくなりました」と西野さん。


――3カ月でマイナス10kg痩せたときに、特に効果のあったトレーニングはなんですか?

いちばん痩せたのは、お腹が空いてる状態でブラックコーヒーだけを飲んで、30分ウォーキングすることです。これはすごく痩せました。

胃が空っぽの状態で運動すると燃焼するものが脂肪しかない。そこで脂肪燃焼作用のあるカフェインを摂ることで、さらに脂肪を燃焼するらしく、30分歩くだけで体重が落ちるんです。

胃袋が最も枯渇してるのが朝なので、朝に歩くのがベストですね。

――ランニングはどうですか?

やらないんですよ。僕はバキバキになるのが目的なので、筋肉が落ちてしまうランニングよりウォーキングの方が適してるんです。

大股の早歩きを30分。朝の7時30分から週5のペースでいまも続いてます。僕自身もそうですが、ランニングだと気が引ける人も、30分のウォーキングならそんなに辛くない。朝から歩いてシャワーを浴びれば、気分もすっきりします。
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週2〜3回、各1時間のトレーニングでバキバキになれた理由

西野さんのInstagramより

西野さんのInstagramより


――パーソナルトレーナーは付けてよかったと思いますか?


はい。本気で体を変えたい人は独学ではなく、筋トレに詳しい人に聞くのが絶対にいいです。

僕は2人のパーソナルトレーナーに付いてもらってますが、最大のメリットは怪我を防げることと、密度の高いトレーニングができること。

やっぱり知識のある人に教えてもらいながらやるのが、最短で結果を出すうえで最高の方法だと思います。
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――ジムに行く頻度はどれくらいなんですか?

ジムには週2、3回行く程度です。トレーニングは約1時間。それでもここまで体が変わったのはやっぱりプロが伴走してくれたから。今日は「胸の日」「背中の日」「肩の日」という具合に、1時間のトレーニングで同じ部位を鍛えるのが僕のやり方です。

痩せたい人は筋肉がいちばん大きい下半身に集中するのがいいですね。大きい筋肉を鍛えれば消費カロリーがどんどん上がっていくので、だいぶ痩せます。

たとえば、ブルガリアンスクワットを片足20回ずつを3セット。これだけでも相当、効果があると思いますよ。
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