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――ちなみに、「禁酒」や「減酒」とはどう違うんでしょうか?

操酒は「自発的に行うこと」が重要なコンセプト。一方、お医者さんとか家族とか、誰かに言われて渋々やるのが「禁酒」や「減酒」だと捉えてください。

そもそも操酒は、私自身がコロナ禍でお酒に依存してしまった経験からたどり着いた考えです。

当時、仕事のキャンセルが増えてしまった不安感や、家族や友人に会えない孤独感から、徐々に家飲みでお酒の量が増えてしまって……。その結果、逆流性食道炎になってしまい、これではいけないと一念発起してお酒との付き合い方を見直すことにしたんです。

これは私の性格上なんですが、誰かに「こうしなさい」と言われて取り組むのが本当にダメで(笑)。頑張ってもせいぜい3日坊主。全然続かないんですよ。

周囲に「お酒を控えろ」と言われた経験のある方なら共感してくれると思いますが、飲むなと言われれば言われるほど飲みたくなる。だからこそ自分の意思で、楽しみながら続けられるよう工夫して酒量をコントロールしようと思ったんです。

――葉石さんは「飲むな」とは言っていないどころか、生涯おいしく飲みましょう! と言ってくれている。操酒のマインドって、ポジティブなんですね。

そうなんです! ちなみに現在の私は、週に3〜4日は休肝日をとるようになって、家飲みはほとんどしなくなりました。おかげで体の調子も良く、体重はMAX時からマイナス9kg、健康診断の結果もオールAなのが自慢です! 寝つき・寝起きが良くなって、時間を有効に使えるようになったのもうれしい変化でした。


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