足の寿命とは「歩けなくなること」
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ーー足にはどんなトラブルがあるのでしょうか? むくみや巻き爪、関節痛、タコやウオノメなど、何らかの症状を感じる人は多いものですが、「そのうち治るだろう」と軽視されがちなのが足なんです。
こういった身近な足のトラブルも、「足寿命」が短くなっているサインである可能性もあります。足がだるい、冷え・むくみ、巻き爪程度と侮らず、ケアをすることが必要です。
ーー足が耐用年数を超えるとどんな弊害が生まれるのですか? 足も、心臓や胃腸などと同じ臓器のひとつ、と考えてみてください。暴飲暴食すると内臓が疲れるように、足にもさまざまな疲れが溜まっていきます。
また歩くたびに足には、体重60kgの人であれば、左右の足それぞれに100kgを越える負荷がかかっています。さらには、合わない革靴やハイヒールなどで、より足を締め付けている人もいます。
「足寿命」とは、両足にかかる体重を均等に保てるかどうか、バランスがとれるかどうかにかかっています。ところが加齢などによって関節や筋肉、じん帯などが弱ってくると、足の裏のバランスがとれなくのです。
負荷が溜まっていく状態が続くと、巻き爪やタコもできやすくなり、負荷がどんどん増えることに。こうして足のバランスが崩れだすと、無理な負担がかかり続け、ついには歩行困難になってしまうケースも多いのです。「足の寿命」を迎えると「歩けなくなる」と覚えておきましょう。
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