▶︎すべての写真を見る 7月27日(日本時間)から開幕するパリ五輪。日本代表、特に近年ますます強くなる「女子サッカー」の活躍を楽しみにしている人も多いだろう。
そこで、「なでしこジャパン」の要であるMF・長谷川 唯選手に、パリオリンピック出場までのアスリート生活を支えてきたモノを伺った。現在の女子サッカーの動向と合わせてお届けする。
話を聞いたのは…… 長谷川 唯さん●1997年生まれ。兄の影響で小学生の頃よりサッカーを始め、2009年「日テレ・東京ヴェルディベレーザ」の下部組織「メニーナ」に入団。2013年より「ベレーザ」で活躍後、2021年「ACミラン」、2021年「ウェストハム・ユナイテッド」、2022年より「マンチェスター・シティ」でプレー。2011年にU-16日本女子代表に選出されて以降、数々の代表戦に出場。ポジションはMF。
今の「なでしこ」がいちばん強い!
2011年のW杯で、なでしこジャパンが優勝してから13年。現在の女子サッカーを取り巻く状況をご存知だろうか?
欧州では年々、女子サッカー人気が加熱。ビッグクラブは女子チームを持つことがステイタスになり、ビッグマッチともなると男子サッカー以上の観客動員数になるほどの熱狂ぶりだという。
これに比例し、世界の女子サッカーのレベルもものすごく高くなっている。
昨年行われた女子ワールドカップで日本は8位に終わったが、予選リーグでは優勝国スペインにも勝利し、無失点で予選を突破。その粘り強いプレーは世界から称賛され、W杯優勝時のメンバーの中には「今まででいちばん強いチーム」と話す選手もいるほど。
このなでしこジャパンで、攻撃的MFとして存在感を放っているのが、マンチェスター・シティで活躍する長谷川 唯選手だ。身長157cmと小柄ながらもパワーのあるプレーは、イギリスでも賞賛されている。
今回は、その長谷川選手の競技生活に欠かせないアイテムを紹介してもらった。
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