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見どころ② ベイクルーズ初のアートギャラリーも!

真舘朝子さん●同スペースを担当する専門スタッフ。訪れた方に対し、作品に込められた意味や想いを懇切丁寧に説明する。

真舘朝子さん●同スペースを担当する専門スタッフ。訪れた方に対し、作品に込められた意味や想いを懇切丁寧に説明する。


――こちらはどういったセクションになるのでしょう。

真舘 ベイクルーズ初の業態となるアートギャラリーです。私たちが提案する豊かなライフスタイルには、アートも必要だと考え、今回アートギャラリーを作ることにしました。

最初の企画展となる今回は、葛飾北斎の北斎漫画を取り上げています。




――北斎といえば浮世絵のイメージです。

真舘 実は彼の人生の中で一番長く携わっていたものが北斎漫画なんです。弟子に絵を教えるために作っていた絵手本であり教本で、それが弟子だけでなく庶民や大名、さらには世界にまで影響を及ぼしました。

――そうなんですね!

真舘 そして、“虎ノ門”でのオープンにかけて、ダイリクさんとのコラボスカジャンも製作しています。



真舘 背面に施されているのは“奔虎”。北斎漫画は1篇から15篇まで出ており、13篇のときに北斎は亡くなってしまいます。絶筆と呼ばれる『雪中虎図』という作品と構図が非常に似ております。



真舘 北斎の作品が生まれたのは200年ほど前ですが、構図や絵の内容はとても今っぽいんですよ。こちらは期間によって展示内容が変わりますので、次回もぜひご期待ください。
今後展開するのは…

5月3日(木)からはマーティン・パーの写真展を開催。イギリスを代表する写真家が、独特なセンスで切り取った一枚は、美しさや楽しさがありながら皮肉やユーモアもちらりとのぞく。


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