惹かれるのは2000年代前後に作られたアイテム
3年前にフリマで購入したという、90年代後半のものと思われるフリーレンジジャケット。ダック地仕様で、身幅&アームホールともにワイドな作りになっている。ヴィンテージ業界で人気の高い、マニア垂涎のアイテムだ。
休日ともなればキャンプに出掛けることもあるそうだが、「パタゴニアは着ていきません」とキッパリ。
スチール製のボタンには「Patagoania」のロゴがしっかりと刻まれている。細部にまでこだわった繊細な作り込みが魅力だ。
ボタンをホールドする際、裏側部分にはブラックのナイロンテープを噛ませている。こうすることでボタンをより強力に接着できるのだ。
そこには、古着業界に長年身を置いている宮川さんらしいこだわりがあった。
「古着&新品を問わずパタゴニアのアイテムは大好きですが、とりわけ、2000年代初期までのアイテムに惹かれます。単純に当時のデザインが好きということもありますが、モノづくりへのこだわりがアイテムに反映されている気がしてならないのです」。