「ステラ マッカートニー」とシャンパンブランドの「ヴーヴ・クリコ」が新たなヴィーガンレザー「VEGEA」を共同開発。原料はシャンパーニュ製造過程で出る廃棄ブドウである。
そして、この素材を使ったコラボレーションアイテムをリリースされた。
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すべての写真を見る ステラ マッカートニーは、環境に配慮した理念の持ち主として知られている。ブランド設立以来レザーやファーを使用せず、業界内外にクルエルティフリー※でサステナブルな選択肢を追求するよう働きかけている。
※「残虐性(クルエルティ)がない(フリー)」という意味。製品ができるまでのすべての工程で動物実験が行われていないことを指す。 一方、マダム・クリコは、現代的なシャンパーニュボトルの発案に貢献したり、現在も用いられるリドリングテーブル(動瓶台)を発明し、シャンパーニュ業界に革命をもたらした女性として、今もなお讃えられている。
また、ヴーヴ・クリコは、2010年より、植物性廃棄物から作られた画期的なパッケージを使用し、現在ではすべてのギフトボックスを、土壌再生能力と高い吸収能力をもつ植物である麻を使用した特別な素材から生産している。
動物由来の皮革が環境に与える影響は非常に大きく、畜産業は世界の温室効果ガス排出量の11~17%を占めていると推定されている。その65%は牛によるものだ。
次世代の動物皮革の代替素材である「VEGEA」は、80%が植物由来で再生可能なリサイクル原料で作られている。原材料としているブドウの茎はすべて、ヴーヴ・クリコの歴史あるブドウ畑にて再生可能な農法で栽培されたもので、その素材には溶剤や金属などの危険な有害物質を含んでいない。
主要な温室効果ガス排出源となっている、レザーとワイン醸造の問題を解決する新素材だが、わずか18カ月足らずという驚異的な速さで開発された。
そんなサステナブルな素材でアイコニックな「フレイム(Frayme)」バッグ、「ヴーヴ・クリコ イエローラベル」のボトルが収納できるホルダー、「エリス(Elyse)」サンダルを製作した。
サンダルのソールには、ランス(Reims)にあるヴーヴ・クリコのセラーから回収し、廃棄物で作られたリサイクルコルクも使用している。
本作は、4月10日~4月16日(火)まで伊勢丹新宿店で開催される「ステラズ サステナブル マーケット」にて先行発売中だ。
環境に配慮された製品を選ぶことは、地球を守ることにも当然つながっていくはずだ。小さなことから意識を変えていこう。
[問い合わせ]ステラ マッカートニー03-4579-6139