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痛風は治癒不可! なりたくなければ健康リテラシーを上げよう


Photo AC

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ーー痛風にならないためにはどうすれば良いのでしょうか?

食事に気を付けて、摂取量を減らすしかありません。メタボリックシンドロームなどと異なり、高尿酸血症は運動しても効果はないからです。また実際に発症してしまったら、薬で尿酸を排出するようにして、コントロールする方法もあります。

ーー健康診断で尿酸値が高いことが分かって、注意すればなんとかなるものでしょうか?

もちろんです。しかし多くの人は、健康診断をしてもやりっぱなしです。企業健診を実施していても、企業も本人も「やらされている」感が高いので、なかなか食生活が改善されていかないんです。

ーー最後に、内科医の見地から30〜40代の男性が食生活において、気を付けるべきことを教えていただけますか?

30〜40代は働き盛りで残業やダブルワークが増え、外食に頼ることが増えます。その結果、高血圧、高尿酸血症のリスクが高まってしまいます。自炊が良いのは分かっていても現実問題として難しいとは思いますが、少しでも意識を持ってほしいです。

多くの食品にカロリーや塩分量などは記載されていますが、残念ながら含まれている尿酸量はなかなか分かりません。自分でプリン体が多く含まれている食品を知って、健康リテラシーを高めてください。


「痛風はなってしまうと一生治らない」の事実は軽くない。美味しいものはついつい食べすぎてしまうが、自主的にプリン体リテラシーを高め、毎日の食事に気を配っていこう。

アントレース、河合良成=取材・文

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