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お待ちかね!今日の1本は“時計業界の革命児”



ジョー そうそう、前回チャーハン食べに行ったとき、OCEANSファンの方が楽しみにしている隆一さんの時計チェックを忘れてたんですよ!(笑)

隆一 今日は、ドイツのブランド、A.ランゲ&ゾーネのラトグラフのブレスレットタイプ、ちょっと珍しい時計です。

ジョー これもカッコいいですね。

隆一 1999年にこの時計のムーブメントが開発されたんですけど、それまでトップメゾンと呼ばれる各社はレマニアというムーブメントを使っていたんです。それとは全く違う哲学で作られたのがこのラトグラフという機械。ムーブメントが建築のように立体的なんですよ。



ジョー 本当だ! スゴい!

隆一 なぜこんな風になっているかというと、1990年代にブランドが復興したときに、日付を表示する四角い大きな窓を意匠として統一しようということになった。そうなると躯体の設計のデザインに関わってくるんですよ。

ジョー なるほど。

隆一 窓の裏側は比較的距離が取れるので、機械が積み上がって山ができているような。

ジョー それで中が不思議な建築物みたいになってるんですね。

隆一 このムーブメントが出てきたときは、時計業界のコレクターからご意見番までみんな衝撃を受けましたよ。


6/6

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