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老舗の心意気が教えてくれるアナログの魅力



隆一 お味噌汁もめちゃくちゃ美味しい! 女将さん、お味噌汁はずっとこの味ですか? 

女将 祖母の時代からずっとこのお味噌汁なんです。お客さんに具沢山のお味噌汁を食べて欲しいという祖母の願いで。季節の旬のものを入れたりしています。

隆一 いいですね〜。

ジョー 昔、風邪を引くと母が卵とじのお味噌汁作ってくれたのを思い出しました。いつも卵でとじてあるんですか?

女将 いつも卵は入っています!

ジョー ありがたいですね〜。

白味噌仕立てで具沢山の味噌汁はファンも多い。

白味噌仕立てで具沢山の味噌汁はファンも多い。


隆一 この時代、人間の手で作っているものとそうでないものの差がすごく出てきてると感じますね。

ジョー 音楽に例えると、レコードで聴く人が今また増えてるっていうのも似ているかもしれませんね。

隆一 AI技術がどんどん進んでいって、人間に近い人格や才能を持つアーティストが生まれてくるんでしょうけど、その反比例で、より人間がやってることを感じたくなる時代が来るでしょうね。

ジョー AIは人間に敵わないと思っちゃいますよ。

隆一 曖昧さも含めた人間の美しさは超えられないでしょう。もっと言うと、AIはこの料理を食べられないわけですよ。美味しいかどうかもデータ上でしか分からない。

ジョー そうですよ。84年のいろんなドラマも分からないんですよ。

隆一 次はカツ丼も食べたいな〜。心がほっこりしました。弥生さんはまさに食文化遺産、ずっと残っていて欲しいお店です。

ジョー 皆さんもぜひ味わってみてください。隆一さんは一番角の奥、テレビの下に座りました(笑)。

隆一 ごちそうさまでした!

動画はコチラ!




「浅草 弥生」

住所:東京都台東区浅草3-12-4
営業時間:12:00~14:00、18:00~24:00(不定休)
電話:03-3873-4743


森 直美=文

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