——デニムのディテールについても詳しく訊かせてください。 デニム単体で見れば、コットン、フレアシルエット、70年代がキーワードです。また、特徴的なレザーパッチは20年代のシューボックスからインスパイアされたもの。
それらがコレクション全体に漂う90年代的なムードとミックスされているのです。
デニム9万6800円/ バリー (バリー・ジャパン 050-1743-8146)
——ランウェイでデニムスタイルに合わせていたシューズも、アーカイブからヒントを得たものですか? ええ。ユニセックスのミリタリーブーツや乗馬ブーツですね。
——シモーネさん自身のワードローブにも、デニムはありますか? もちろん! たくさんありますが、ほとんどが東京かLAで購入したヴィンテージのセルビッジデニムです。
私は東京のヴィンテージストアを巡るのが好きで、アメリカンやヨーロピアン、ジャパニーズヴィンテージまで、幅広く探しています。特にセルビッジデニムを集めていて、なかでも50〜80年代のアイテムに惹かれます。
また、とても古いデニムジャケットも好きでコレクションしているんです。
——ヴィンテージ愛に満ちたモダンなモノ作り。シモーネさん、そしてバリーの今後にますます期待だ! バリー 銀座店 シモーネのクリエイティブディレクションを反映した新たな凱旋店が東京・銀座にオープンしたばかり。ヴィンテージのデザインピースやポストモダンを代表する建築家マリオ・ボッタの家具も展示されている。
住所:東京都中央区銀座5-5-12営業:11:00〜20:00 不定休bally.com