スモールゴールに細分化してはどうか
もしこのパターンであれば、ひとつのアドバイスとしてはスモールゴールを設定することです。
一気に高い目標を目指しても空回りするなら、ゴールを細分化し途中のゴール(スモールゴール)を作り、「次はあのゴールを目指そう」「それができたら今度はあのゴールを目指そう」というようにしていくのです。
いきなり富士山の山頂を目指すのではなく「まずはいつまでに○合目まで行こう」とするように、小さなゴールをクリアしていくと、達成意欲が満たされ元気が出ます。
そして次々スモールゴールをクリアしていくことで、気づけば山頂に達していたということになるのです。
能力が完全に身につく前に次に行っていないか
もうひとつ「意識が高い」部下が陥る落とし穴として考えられるのが、「生き急ぐ」があまり、本当はまだ能力が身についていない段階で、別のことをし始めてしまっているのではないかという疑いです。
意識が高い人は、なるべく早く目標を達成したいと思うあまり、今やっている仕事がある程度できるようになったと思えば、すぐに次の仕事に移りたがる。たくさんの能力やスキルを身につけて、早く立派なことを成し遂げられるようになりたいと思う傾向があります。
しかし、これが落とし穴なのです。能力を身につけることは簡単なことではありません。すこしくらいかじって多少できるようになっても、そこで中断すれば能力は消失します。
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