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2024.01.22

ライフ

「部下の社内恋愛が発覚!」そのとき上司ができるたったひとつのこと


「モヤモヤ り〜だぁ〜ず」とは……

本日の相談者:IT系企業・40歳
「IT系のサービス部門で管理職をしています。男女比率も半々で、和気あいあいとした職場環境なのですが、最近同じ部署内で恋愛が2組発覚しました。

20代の大人なのでいちいち口を出すのも、と思いつつ、仕事のパフォーマンスに影響が出るのではないかと気にしています。どう対処するのが良いのでしょうか」。
アドバイスしてくれるのは……

  そわっち(曽和利光さん)
1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。
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半数の人は社内恋愛を経験している

キャリアデザインセンターの2022年の「社内恋愛と仕事に関する調査」によると、社内恋愛をしたことがある人は50.3%と約半数でした。

ちなみに相手は「同僚」が41.1%でトップ、続いて「先輩」が37.4%、そして「上司」が23.4%でした。長年人事をしていたために社員の素行について比較的詳しかった私の実感値からしても違和感はありません。

20数名しかいないうちの会社でも僕の秘書と人事部長が結婚しました。このように、社内恋愛はそもそもまったく珍しいことではありません。

ですから、対処といっても「無くすこと」を考えるのではなく、まずはふつうのことと受け入れて考えた方がよいでしょう。
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特に干渉しない企業が多い



まず、他の会社はどうしているかということですが、同調査によると、「特に何もルールも制限もない」が42.5%とトップです。近年、プライベートに会社が干渉することが忌避される傾向があることを考えると、さもありなんと言えましょう。

一方で、社内恋愛や結婚をしたら同部署に在籍させないというのは約1割しかありません。おそらく、無駄な摩擦を避けるという意味でのルールだと思います。

社内恋愛NGとしているのはたったの3%でした。また、昭和的な、社内結婚したらどちらかが退職というのが2.7%でした。

今の時代、本来自由な行為である恋愛に対して会社があれこれ干渉するのは、かなりのレアケースということです。
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