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半数の人は社内恋愛を経験している

キャリアデザインセンターの2022年の「社内恋愛と仕事に関する調査」によると、社内恋愛をしたことがある人は50.3%と約半数でした。

ちなみに相手は「同僚」が41.1%でトップ、続いて「先輩」が37.4%、そして「上司」が23.4%でした。長年人事をしていたために社員の素行について比較的詳しかった私の実感値からしても違和感はありません。

20数名しかいないうちの会社でも僕の秘書と人事部長が結婚しました。このように、社内恋愛はそもそもまったく珍しいことではありません。

ですから、対処といっても「無くすこと」を考えるのではなく、まずはふつうのことと受け入れて考えた方がよいでしょう。


特に干渉しない企業が多い



まず、他の会社はどうしているかということですが、同調査によると、「特に何もルールも制限もない」が42.5%とトップです。近年、プライベートに会社が干渉することが忌避される傾向があることを考えると、さもありなんと言えましょう。

一方で、社内恋愛や結婚をしたら同部署に在籍させないというのは約1割しかありません。おそらく、無駄な摩擦を避けるという意味でのルールだと思います。

社内恋愛NGとしているのはたったの3%でした。また、昭和的な、社内結婚したらどちらかが退職というのが2.7%でした。

今の時代、本来自由な行為である恋愛に対して会社があれこれ干渉するのは、かなりのレアケースということです。


3/5

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