4万1800円/ポロ ラルフ ローレン(ラルフ ローレン 0120-3274-20)
▶︎すべての写真を見る 1960年代以降、アメリカブランドの多くが自国外に工場を移してきた。
中国や韓国などのアジア地域、そして中南米。もちろん他国で作られているからといって、クオリティに難があるわけじゃない。当時から品質管理は徹底され、届く製品には何の問題もなかった。
そして若い頃から着続けてきた“ラルフのBD”も然りで、記憶の限り、アメリカ製のものはまず見かけなかったと思う。
ところがだ。2024年の今、ニュースが飛び込んできた。目を凝らしてタグを見れば、そこに縫い取られているのは「MADE IN U.S.A.」の文字。実はこのシャツ、日本限定で展開するアメリカ生産モデルなのだ。
素材はコットン100%で、程良くゆとりがある定番のシルエット。胸のポニーはネイビーブルーの単色糸で刺繍されている。
ファンはご存じかと思うが、オックスフォード地のボタンダウンシャツのポニーは通常、複数の色糸が使用されている。こんな小さなディテールからも、トクベツ感が漂うのだ。
先述したとおり生産国で上下がつくわけじゃない。ただ日本のアメカジ好き、アメトラ好きにとってMADE IN U.S.A.は一種のロマン。
そのロマンを、ラルフ ローレンというブランドはちゃんと理解してくれている。その事実こそが、トクベツなことなのである。