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2024.01.26

流行りはスーパーカーのリフトアップ系。カーカスタムのプロがSEMAショーで見つけた「面白いやん!」な珍車

ポルシェ 911ダカール。ホイールはrotiform製に交換済みだ!

ポルシェ 911ダカール。ホイールはrotiform製に交換済みだ!


連載「珍稀車図鑑とは……」

クルマ造りのパイオニア・鹿田能規さんの心に刺さった珍車・稀少車を紹介する本コラム。今回も「SEMAショー2023」で存在感を発揮していた車を紹介してもらった。

【写真8点】「SEMAショーで見つけた珍車たち」の詳細写真をチェック
鹿田能規さん●関西と関東に拠点を構えるエスアンドカンパニー。スーパーカーからノスタルジックカーまでクルマ作りの第一人者として全国にその名を馳せる。www.s-company.jp

鹿田能規さん●関西と関東に拠点を構えるエスアンドカンパニー。スーパーカーからノスタルジックカーまでクルマ作りの第一人者として全国にその名を馳せる。www.s-company.jp


スーパーカーのリフトアップ系が新しい!

前回に引き続き、アメリカで開催された世界最大級のカスタムカーの祭典「SEMAショー2023」で、僕の琴線に触れた車たちを紹介します。

まずは、前回のピックアップや軽トラ同様、最近のトレンドになっているスーパーカーのリフトアップ系。ピックアップやSUVの“アゲ系”はもはや定番だけど、ついにここまできたかと。アゲたから上に何か載っけなきゃいかん、とお約束までちゃんと守っている。

このクルマに乗ってキャンプ場に現れたらめちゃくちゃ威張れるのは間違いない!

だからってホントにキャンプなんて行ったら危険かもしれない。下手したら、強盗に襲われるかも。だって狙うでしょ? 「こんな車が買える人なら、きっと財布の中もルーフの上にもお宝が!」って。

ランボルギーニ ウラカン ステラートにルーフテントを装着。

ランボルギーニ ウラカン ステラートにルーフテントを装着。


でもね、個人的には嫌いじゃないんですよ。雰囲気で乗る分には全然アリ。キャンプじゃなく、日帰りのバーベキューでね。アウトドアが好きそうな女性を助手席に乗せて、湖の畔にステラートを止め、高級牛をギュッと焼いて、ドリップコーヒーを飲んでパパッと帰る。それが一番正しい使い方。

行き先は東京からなら、ふもとっぱらキャンプ場辺りまで。だって、行きも帰りも渋滞なんかに巻き込まれたらサマにならない。サッと行ってパッと遊んでスッと帰らなきゃ。

だいたい、ランボルギーニの“アゲ”ウラカン(ステラート)なんて、開発者たちのノリ的な遊び心から生まれたわけで、遊び心から生まれた車なら、使う側は徹底的に遊びで使いこなすのが正しい使用方法ですね!


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