ポルシェ マカン。グリルガードを装着、というか、元々はカンガルーバーとか言ってた! コレ。オーストラリアの砂漠を走っている時にカンガルーにぶつかって車が壊れないようにするためのものだから。
最近SNSとかで、何でもかんでもリフトアップしているのを見かけるけれど、正直どうなの?って思っている。その点、石ころがゴロゴロしている道でも、砂の上でもガンガン走るように作られているSUVの場合は、全然アリだよね。写真のポルシェマカンなんて、まさにその一例。
けれどマカンって、都内で見かけることが多いんだよね。もはや“都民車”。僕が個人的に思う “3大都民車”は「ゲレンデ(メルセデス・ベンツGクラス)・マカン・レクサス(のRXやNX)」。その中でも、マカンはちょうど立体駐車場に入るサイズ&重量だから、丁度良くて人気があるんだろうなぁと思う。
そんなマカンも、リフトアップしてマッドタイヤを履かせて、グリルガード、フォグランプを付けるだけで、十分それっぽくなって格好良くなる。SUVらしさが強調されるね。
最近、値段も買いやすくなってきた958(2代目)カイエンを、同様のカスタマイズをすることが多いけれど、マカンもいいね。
古いブロンコだって、アゲちゃうだけで格好良さが増す。けれど、日本では無理だ。これはね、西海岸で板をさして止まっていたら、めちゃくちゃ面白い車。カリフォルニアの青空の下で映えるグリーンがいいよね。基本クルマの世界はノリですよ。格好良ければすべて良し!
年式不明のフォード ブロンコ。ビルダーたちがその技を競う「Battle of the Builders」に出品されていた。
SEMAショーで出合った「なんでやねん!」な珍車たち
……と、あれこれ思うことを書いたけれど、ここからはもう思いも及ばぬ、想定のはるか斜め上を行った車たちを紹介したい。脳みそを逆立ちさせても「なんでこうなんねん!」って思うけれど、見てると自然と口角が上がってしまう、不思議な車たちです。
まずはバブル時代を代表するフェラーリ テスタロッサ。最近では数千万円で取引される、この世界絶滅危惧種のテスタロッサのルーフをぶった切ってオープンにしている。しかも。V12エンジンを取っ払って、モーターとバッテリーを積んじゃった。
フェラーリ テスタロッサのオープン&電気自動車。
格好良いかどうかは僕にはわからない。わからないけれど、凄いです。絶句して眺めていたら、これを作ったビルダーが「どうだ、ウチの自信作は!?」と自慢げに近寄ってきた。
返事はもちろん「Very cool!」。
3/3