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「しっかり洗う=力を入れて洗う」ではない

――でも、ある程度ゴシゴシ洗わないと汚れが落ちないんじゃないですか?

伊熊 力で汚れを落とそうとしないで。汚れを落とすのに最も効率的なのは洗浄成分の泡を十分に機能させることです。指先に力を入れても毛穴の細部に届きませんよね? 

泡なら小さな毛穴まで入り込んで、皮脂や汚れを分解して落としてくれますから。シャンプーの洗浄力を生かす洗い方のステップを覚えましょう。
HOW TO WASH HAIR

①【予洗い】まずは頭皮と髪を1分以上かけて十分に濡らす。襟足や生え際もしっかりと。

②【髪を洗う】手のひらでシャンプー剤を軽く泡立て、できた泡を後頭部・頭頂部・生え際に置いていき、泡を全体に軽く馴染ませる。ワックスなどがついている場合はここで髪を握るようにしてスタイリング剤に泡を絡ませる。

③【頭皮を洗う】両手で左右の側頭部から頭を挟むように手を置き、中央の正中線に向かって指の腹でジグザグを描きながら移動させ、左右の手が頭頂で出合ったら指を組み、指の間から髪を通しながら引き抜く。これを後頭部から始め、襟足、頭頂、生え際で行う。

④【部分洗い】最後に頭頂や生え際など皮脂が出やすいところは、4指の指先を頭皮置いて中央に寄せるようにすると毛穴までしっかり洗える。洗い終わったらすぐに流さず、1分程度泡をのせたまま放置。

⑤【すすぎ】襟足から生え際、耳の裏側なども流し残さないようにまんべんなくすすぐ。予洗いの倍以上の時間をかけて、毛穴までしっかりすすぐこと。
伊熊 こうするとゴシゴシこすらなくても頭皮をしっかり洗えます。ひと通り洗ったらすぐに流さず、1分ほど泡がついたまま放置し、「泡パック」状態にすることで洗浄成分がしっかり働いてくれますよ。

「しっかり洗う=力を入れて洗う」ではないんです。
伊熊先生が勧めるシャンプーはコレ!
泡立てがどうしても面倒、とういうのなら、いっそ泡で出てくるシャンプーを使うのもひとつの手。髪を無理に引っ張らなくなるので、脱毛の抑制にも。(左から)ゴシゴシしなくても泡が皮脂や汚れを吸着洗浄する、アミノ酸系洗浄成分のメンズシャンプー。サクセス 最初から泡シャンプー 400ml ¥1,298(編集部調べ)/花王  シャンプーを注入すると、濃密なマイクロ泡を作る電動シャンプーブラシ。赤色LEDの照射で頭皮ケアも。AWANIST SHIRO ¥32,780・アミノ酸系洗浄成分のシャンプー。頭皮の常在菌に着目。AWANIST スカルプシャンプー 500ml/¥4,180  

「泡立てがどうしても面倒、というのなら、いっそ泡で出てくるシャンプーを使うのもひとつの手。髪を無理に引っ張らなくなるので、脱毛の抑制にも」(伊熊)。[左]ゴシゴシしなくても泡が皮脂や汚れを吸着洗浄する、アミノ酸系洗浄成分のメンズシャンプー。「サクセス 最初から泡シャンプー」400ml 1298円(編集部調べ)/サクセス(花王 0120-165-692)、[中]シャンプーを注入すると、濃密なマイクロ泡を作る電動シャンプーブラシ。赤色LEDの照射を頭皮ケアにプラス。「アワニスト」3万2780円/アワニスト(アデランス http://www.aderans-shop.jp)、[右]アミノ酸系洗浄成分のシャンプー。頭皮を泡で包み込む。「アワニスト スカルプシャンプー」500ml/4180円/アワニスト(アデランス http://www.aderans-shop.jp



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