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食前や食後、ちょっとした休憩時間にコーヒーの存在は欠かせない。眠気覚ましに飲む人も多いはずだが、ほかにもさまざまな病気を防ぎ、身体を健康に導く効果が期待できるのをご存知だろうか?
今回は、あまが台ファミリークリニックの細田俊樹院長に、コーヒーの驚くべき効果や飲み方、注意点などを教えてもらった。
話を聞いたのはこの人! 細田俊樹●あまが台ファミリークリニック院長。当クリニックで内科、小児科、皮膚科、糖尿病内科の医師として患者と接する傍ら、登録者数40万人を超えるYouTubeチャンネル「あまが台ファミリークリニック」や、自身のブログで、健康にまつわる情報を発信している。
“眠気覚まし”だけじゃないカフェインのメリット
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――コーヒーといえば“眠気覚まし”というイメージが強いです。 そうですね。眠気を和らげるのはコーヒーに含まれるカフェインの効果です。カフェインには、ほかにも
集中力を高め、認知機能をアップさせる効果もあります。そのため、自動車や航空機の運転などで、事故率を下げるというデータがあるんですよ。
ちなみに効果が出始めるのは、
カフェインを摂取してから10〜30分後。持続効果は約4時間、6~8時間くらいで効果が半減しますので、摂取時間には注意が必要です。
――なるほど。カフェインのデメリットはいかがでしょう? お伝えした通り、カフェインの持続時間が長いため、夕方以降に摂取すると睡眠を妨害してしまうことです。あとは過度の興奮、手の震え、下痢、吐き気などをもたらすこともありますね。
さらに過剰摂取、いわゆる重度のカフェイン中毒になると痙攣や不整脈、ひどいときには意識障害を起こすこともあります。飲み過ぎには注意しましょう。
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