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子供に性教育をしながら、親も学ぶ姿勢が大切

今30〜40代の親世代は、性教育に対してどのように考えているのだろう。「自分たちの親世代に比べれば、オープンなのでは?」と、漠然とイメージしがちだが、福田さんの印象はむしろ逆。

自分たちが学校で学んでいない分、子供が一体どんなことを教わるのかイメージが湧かず、批判的な人が少なくないという。



たしかに、家の中で突然、性のことを子供に聞かれた場合、戸惑わない親はいないだろうし、良い対処法があれば当然知りたいはずだ。

「保護者に適切な性の知識が幅広くあれば良いのですが、そういった方は少ないと思います。知識がない状態で、いざ子供に説明しようとすると、うまく言語化できないこともあるでしょう。

そんなときは、正直に『お父さんも知らないから一緒に調べよう』と、子供に性教育をしながら自分も学ぶという姿勢が大切です」(福田眞央さん、以下同)。



そこで活用してほしいのが、TENGAヘルスケアが運営する「withセイシル」のような性教育情報サイトや、大人も子供も読める性教育の関連書籍だ。おすすめをいくつか挙げてもらった。

『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』フクチマミ、村瀬幸浩 著/KADOKAWA

『おうち性教育はじめます 一番やさしい!防犯・SEX・命の伝え方』フクチマミ、村瀬幸浩 著/KADOKAWA


「まず、『おうち性教育はじめます』は、性教育書籍の火付役として人気の一冊です」。

『10歳からの カラダ・性・ココロのいろいろブック 変わるカラダのいろいろ編 』アクロストン著/ほるぷ出版

『10歳からの カラダ・性・ココロのいろいろブック 変わるカラダのいろいろ編 』アクロストン 著/ほるぷ出版


『マンガでわかるオトコの子の性』村瀬幸浩 監修、染矢明日香 著、みすこそ マンガ/合同出版

『マンガでわかるオトコの子の性』村瀬幸浩 監修、染矢明日香 著、みすこそ マンガ/合同出版


「ほかにも、アクロストンさんというお医者さん夫婦が書かれた『10歳からのカラダ・性・ココロのいろいろブック』、セイシルのアドバイザーでNPO法人ピルコン理事長でもある染矢明日香さんの『マンガでわかるオトコの子の性』などがあります」。

『セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ 10代のための性教育バイブル』セイシル製作チーム 著/KADOKAWA

『セイシル 知ろう、話そう、性のモヤモヤ 10代のための性教育バイブル』セイシル製作チーム 著/KADOKAWA


ここでポイントになるのが、こういった教材をどう活用すべきか、子供の年代によって変わってくるということ。小学生くらいまでなら、本で一緒に学ぶことに抵抗がある子は少ないが、思春期の年代になってくるとそうもいかない。

「例えば、生理のことは母親から聞くのが一般的ですけど、家庭によってはそうじゃない子もいるわけです。特に女の子は、『お父さんから聞きたくない』といった子がすごく多い。

そこで無理やり話そうとするよりは、『こんなのあるらしいよ』と、さりげなくサイトのURLを送ってあげるとか、間接的に知識を提供してあげるのが良いと思います。必ずしも、一緒に学ぶことにこだわる必要はありません」。


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