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ボルボ初のミニバン「EM90」は“動くスカンジナビアリビング”

ボルボ初のBEVミニバン。

ボルボ初のBEVミニバン「EM90」。


もはやVIPや芸能人がミニバンで移動するのは当たり前。それを受けて23年登場したトヨタ「アルファード」「ヴェルファイア」は高級感を増し、ついにレクサスからもミニバンの「LM」が間もなく発売される。

しかし、中国では先代のレクサスLM(日本は2代目 LMからということ)が2020年から販売されているし、今度の2代目LMも既に23年8月にデビュー済みだ。

このようにミニバン人気の高い中国で、またまたラグジュアリーなミニバンが誕生した。開発したのはボルボで「スカンジナビアの広々としたリビングルーム」で旅ができるという「EM90」だ。

大きなデジタルディスプレイが印象的な運転席。

大きなデジタルディスプレイが印象的な運転席。


ラグジュアリーなシートはゼログラビティシート、つまり無重力のシートと同社が謳うほど座り心地にこだわられている。そこに座って上を見上げれば大きなサンルーフがある。もちろん空を見上げることができるが、このサンルーフ、それだけではないのだ。

いくつもの照明やカーテン等を使って、オーロラを再現した設定から、スウェーデンの森や夏至の夜明けを想起させるテーマまで、本場のスカンジナビアムードを演出してくれるのだという。

独自のラグジュアリーを表現した、スカンジナビアンデザインの内装。

独自のラグジュアリーを表現した、スカンジナビアンデザインの内装。


もちろんインテリアは、他のボルボ車同様、スカンジナビアンデザインのディテールが随所にちりばめられている。まさに、スカンジナビアの広々としたリビングルームで旅ができる仕様になっているのだ。

「まずは中国で」23年11月12日から販売が始まったが、「まずは」ということは他国での販売もある!? 欧米よりミニバン人気が高い日本は、当然最有力候補のはず!

籠島康弘=文

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