OCEANS

SHARE

2024.01.03

ファッション

ドクターマーチンのチェルシーブーツ「2976」。初心者もブーツ好きも知るべき名作と言われるワケ

※記事内のアイテム写真の一部は、過去のオーシャンズアーカイブからのイメージ写真であり、現在は販売していない可能性があります。

ドクターマーチンとは? チェルシーブーツとは?

ドクターマーチンは、1960年4月1日、アイコンとして今なお愛される「1460」、通称“8ホール”の誕生を機にシューズブランドとしての第一歩を踏み出した。

ただ、大元を辿れば、ドイツ出身のクラウス・マルテンス博士がエアクッションの入った“バウンシングソール”を開発し、英国の老舗シューズカンパニーがそのソールを搭載したブーツを製作したことに端を発する。

【写真8点】「チェルシーブーツ“2976”」の詳細写真をチェック



当初は警察官や郵便配達員といった労働者たちが愛用していたが、後にモッズやスキンズなどの英国カルチャー集団がこぞって履いたことでストリートシーンへも定着。

多くのモデルを発表するにいたり、中でもチェルシーブーツの「2976」は大きな反響を呼んだ。



そもそもチェルシーブーツとは、ヴィクトリア時代に即位して間もないヴィクトリア女王のために当時の靴職人が作った伝統ある一足。

1970年からドクターマーチンも製作を始め、飴色のアウトソールと履き口に付けられたヒールループをアイコンに一世を風靡した。

また、滑らかで美しいフォルムは他のワークブーツとは一線を画し、カジュアルやモードの必須アイテムとして世界中のファッショニスタから現在も愛されているのだ。


ドクターマーチンのチェルシーブーツ、2976の特徴

エアクッションの入った特徴的なバウンシングソール



バウンシングソールは、格子状に区切られたソール内に空気を注入するブランド独自の技術。“摂氏700度でアウトソールを圧着する”「ヒートシーリング」手法を採用し、他に類を見ない優れたクッション性と耐久性を実現させている。

弾むような履き心地からバウンシングソールと名付けられ、ドクターマーチンの多くのプロダクトにも反映。高い評価を得ると共に、象徴的なディテールにもなっている。

ウェルトのイエローステッチ 



遠目で見てもドクターマーチンのシューズと分かるディテール。それがウェルトに配されたイエローステッチだ。

黒くしなやかなアッパーレザーとのコントラストをはっきりさせたい、との考えから選んだイエローだが、その思惑通りいまやドクターマーチンのキーディテールとなっている。

例えば、定番中の定番と言える「2976 YS チェルシーブーツ」は、名前の“YS”が示す鮮やかなイエローステッチが個性を主張する。

豊富なラインナップ



「2976」には、定番モデルのほか厚底やミドル丈といった形の違うモデルがある。さらにレザーの違いやヴィンテージ仕様も存在するなど、ラインナップは実に幅広い。



先述した「2976YS チェルシーブーツ」のほか、ホワイトステッチが目を引く「2976 WHITE STITCH チェルシーブーツ」、アッパーもステッチもヒールループもすべて黒で統一した「2976 MONO チェルシーブーツ」、2023年秋冬には、クラシックな表情のヌバックレザーを採用した「2976 チェルシーブーツ Milled Nubuck」も仲間入りし、そのどれもが名作との呼び声が高い。


ドクターマーチンのサイズ選びのポイント



ドクターマーチンのサイズ展開はUK3(22cm)〜UK13(32cm)だが(※注:モデルや規格によって数字は前後する)、他ブランドのシューズに比べユニセックスのため木型が大きめに設定されている。

よって、それを見越し、履くほどに革が馴染んでくることも頭に入れながら選びたいところだ。


ドクターマーチンのコーディネイト

「2976 チェルシーブーツ」は、シンプルかつ洗練されたシルエットゆえどんなファッションスタイルにも似合うのが魅力。ドクターマーチンはもともとワークブーツがルーツだけに、ジーンズやワークパンツとはすこぶる相性がいい。

ところが、英国カルチャー・ピープルたちが愛用したとおり、モード、モッズ、パンク、トラッドともウマが合う。また、ショーツに合わせて履くことで足元にボリュームが生まれ、オーバーサイズのトップスと合わせてもバランスが取れるというマルチプレーヤーだ。

まとめ

ドクターマーチンの「2976」は、伝統あるルーツを持ち快適な履き心地も兼ね備えている。外観は極めてシンプルかつスタイリッシュなため、カジュアル、ドレス、モードと、どんなスタイルにもマッチ。

ブーツははじめてという方はもちろん、次なる一足を探すブーツ好きも、ぜひとも手に取り、そのポテンシャルの程を確かめてほしい。

[問い合わせ]
ドクターマーチン・エアウエア ジャパン
0120-66-1460
https://jp.drmartens.com

POW-DER=文

SHARE

次の記事を読み込んでいます。