▶︎すべての写真を見る 「業界人の先買いアウター」とは…… 服をはじめとする面白いモノを、独自の高感度アンテナでビビッと感知。フリープランナーの種市 暁さんの周りには、いつだってグッドセンスで新鮮な雰囲気が漂う。
今冬の新規アウターもさすがのチョイス。着こなしのタネも含めて、早速お伺いしちゃいましょう。
① アンライクリーのB.D M-51 フィールドジャケット
10万7800円/アンライクリー(アンシングス 03-6447-0135)
真っ先に紹介してくれたのが、2023年にデビューしたばかりのニューブランドのアイテム。「もともとビームスで一緒に仕事をしていて、昔は一緒に旅にも出かけた」という中田慎介さんが手掛ける「アンライクリー」のM-51 フィールドジャケットだ。
ただし、というか当然、単なる軍モノではない。M-51の特徴であるシンプルな襟を活かし、フロントをボタンダウン仕様に転化。ハーフコートのように着られる、軽快でクリーンな1着なのだ。
そもそも種市さん、実はミリタリーアイテムを着ることは少なかったようで。
「今はミリタリーが気分なんですが、普段は割とすっきりしたスタイルが好きで。ミリタリーはシルエットがごちゃごちゃしがちだから、そんなに着なかったんです。ベレーやニットキャップをよくかぶっていて、黒いアイテムを身につけることも多い。そこにミリタリーを合わせると本当の軍人みたいに見えちゃいますし(笑)」。
だからこそ、「ウディ・アレン的なクラシックなノリのある」このジャケットに惹かれたとのこと。ただし、着こなしのイメージについては別の映画スターをイメージしている。
「イナたい感じではなく、骨太でいきたいなと。それこそ、スティーブ・マックイーンのような感じで。たとえばインナーはブラックのタートルネック、パンツもブラックにして、時計はデイトナのポール・ニューマンモデルとか。格好良く、オーセンティックに持っていこうと思っています」。
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