▶︎すべての写真を見る 「業界人の先買いアウター」とは…… いくつ年を重ねても、新しいモノにワクワクしてしまう。
それがアノ人のお墨付きであれば、安心感だって抜群。なおさら最高じゃん? ということで今回は、知る人ぞ知る新鋭のアウターに注目。
有名になって完売する前に、しっかりチェックを。
① オストリアのダウンジャケット
推薦人:小林景太さん(ビームス メンズカジュアル バイヤー 34歳)
「スコールダウンジャケット」11万7700円/ビームス 原宿 03-3470-3947
カナダはモントリオールにて、2019年に誕生したオステリア。日本ではまだお目にかかる機会が少ないレアブランドだが、今季からビームスでの取り扱いが始まっている。で、バイヤーの小林さんが早速プッシュ。自ら購入した大胆カラーのダウンジャケットを紹介してくれた。
「キレイな発色はこのブランドの持ち味であり、モントリオールという自然豊かな街の象徴でもあります。リサイクル・オーガニック素材を使っているのも特徴的」とのこと。イエローのシェルとブラウンのジップというカラーバランスも、実に新鮮だ。
かたや、機能性を追求するブランドだけに今作も使い勝手抜群。「パンパンにダウンを詰め込んでいるのに、非常に軽くて扱いやすいんです。いい意味で、オーバースペックすぎない仕上がり。大手の人気が根強い日本のアウトドア業界で、きっと旋風を巻き起こします。乞うご期待!」。
② バブアー ヘリテージ プラスのブルゾン
推薦人:梅田悠貴さん(ビームス プレス 33歳)
「4ポケット ミリタリーブルゾン」6万2700円/バブアー(インターナショナルギャラリー ビームス 03-3470-3948)
「え、バブアーはさすがに知ってるよ。老舗じゃん」と、ハヤトチルことなかれ。こちらは、今季から始まったニューコレクション「ヘリテージプラス」のブルゾンだ。
オイル加工や裏地のタータンチェックなどに“らしさ”を残しながら、新機軸を追求。梅田さん曰く「程良くゆとりのあるサイジングなど、女性デザイナーならではの解釈が加わっています」。
確かに、ファティーグ的4ポケットはクラシカルな印象。それでいて着心地は優しく、しなやか。オイル加工も従来のそれより“軽め”で、ショート丈の軽快さと繊細なマッチングを見せる。
つまりは、骨太にしてモダンな温故知新。「オンオフ使えて、ニットやジャケットの上から羽織るだけで洒落て見える」新定番が、いい大人のこれからに寄り添ってくれるはず。
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