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Xランナーで、“ストリートトラック”は再燃するか!?

トヨタ「タコマXランナー」。ボンネットには強力な心臓を冷やすための冷却口が設けられた。

トヨタ「Xランナー」。ボンネットには強力な心臓を冷やすための冷却口が設けられた。


世界初のハイブリッド車である初代「プリウス」が話題をかっさらっていた2000年代初頭、アメリカでは“ストリートトラック”が全盛期を迎えていた。燃費なんて気にしない。いかに低く、速く走るか!?に徹したピックアップたちだ。

言うまでもなく、ストリートトラックブームはその後終焉を迎えるのだけれど、2023年のSEMAショーで、北米トヨタはその火を再び灯そうというのか、タコマをストリートトラック「Xランナー」に仕立てて展示した。

オーバーフェンダーによって3インチ拡幅されている。

オーバーフェンダーによって3インチ拡幅されている。


Xランナーの心臓部に採用されたのは421馬力を発生する改良型3.4Lツインターボエンジン。しかも同改良型エンジンは2024年型タンドラでも選べるようになるのだという。

足回りにはタンドラのエアサスペンションを備えて「可能な限り低い車高」を実現した。

スキル音を鳴らし、路面にタイヤ痕を残しまくるストリートトラック人気は復活するか!?

スキル音を鳴らし、路面にタイヤ痕を残しまくるストリートトラック人気は復活するか!?


トヨタとしてもトレンドを復活させたいのではなく、もしかしたら単に懐かしんだのかもしれない。

’90年代のアメカジに慣れ親しんだ日本の人々が、大人になって再びラルフのシャツに袖を通したくなるみたいに、北米のオーシャンズ世代が一度運転席に座ってみたくなるピックアップなのだろう。

籠島康弘=文

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