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年末年始は食べ過ぎに注意を!



――年末年始は飲み会が増える時季です。アルコール摂取量が増えるので、痛風には要注意でしょうか。

実は1年を通して痛風患者が多いのは夏なんです。夏は気温が高く、水分補給が十分じゃないと脱水症状になってしまいます。脱水症状になると、血液が濃縮されてしまうため、相対的に血液中の尿酸値が高くなってしまう。さらに暑いからとビールをガンガン飲んでしまったら、痛風リスクはさらに高くなりますね。

じゃあ、冬は大丈夫かと言うと、そういうわけではありません。水分補給を怠ったり、暖房で汗をかいたりしますから、油断はできません。また、年末年始は家にこもって、ご馳走を食べながら寝正月、なんて人も少なくないでしょう。

当然、肥満になれば痛風になりやすくなりますので、何事もほどほどにして、時間があれば近所を散歩するといいでしょう。
◇ 

「おじさんの病気」と甘く見ていると痛い目に合う痛風。ついつい無理しがちな働き盛り世代だからこそ、アルコールの摂り過ぎ、運動不足による肥満を避けて、高尿酸血症にならない習慣を身につけよう。

アントレース、冴島友貴=取材・文

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