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一方、2013年には薄型ケースを採用する派生コレクション「バチスカーフ」が加わり今日でも人気を博すなど、シティユースの系譜も深化。

逞しくも美しい遺伝子は、本作にも色濃く流れる。リアルミリタリーをルーツにした質実剛健なルックスは男心をくすぐる仕上がりで、K9ブロンズゴールドの輝きはジュエリー的な効果を発揮。

さらにケースの色に呼応するリサイクル素材のバイカラーストラップも洒脱だ。つまり、街で愛用するファッションアイテムとして、申し分のない実力を有しているのである。

ケースとストラップの印象的なブロンズカラーが、ニットのベージュとリンク。シンプルなアーバンルックに本格ダイバーズウォッチが映え、クラス感と抜け感を与えてくれる。腕時計442万2000円/ブランパン(ブランパン ブティック銀座 03-6254-7233)、ニット10万1200円/ラルディーニ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)、パンツ3万8500円/ニート(にしのや 03-6434-0983)、手に持ったサングラス4万700円/オールドジョーグローブスペックスオプティカルコー(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)

ケースとストラップの印象的なブロンズカラーが、ニットのベージュとリンク。シンプルなアーバンルックに本格ダイバーズウォッチが映え、クラス感と抜け感を与えてくれる。腕時計442万2000円/ブランパン(ブランパン ブティック銀座 03-6254-7233)、ニット10万1200円/ラルディーニ(トヨダトレーディング 03-5350-5567)、パンツ3万8500円/ニート(にしのや 03-6434-0983)、手に持ったサングラス4万700円/オールドジョーグローブスペックスオプティカルコー(グローブスペックス エージェント 03-5459-8326)


そしてもうひとつ。実は「フィフティ ファゾムス」の誕生にはダイバーである当時のCEOが深く関与。彼が南仏の海で遭遇したアクシデントに端を発するのだ。

つまりこの“ミルスペック生まれ”は、“遊び”という宿命を持つ。

ライフスタイルを豊かにする“遊び”の大切さを知るオーシャンズな男であれば、いやが上にも愛おしくなるはずである。
米海軍の厳格な規定をクリアした1957年のミルスペックモデル



ケース内に水が浸入すると色が変化する防水性表示が備わったモデル。米国海軍が水中任務のために定めた厳しい基準を満たす唯一の時計としてミルスペックに認定された。

また、1957年当時のケース素材はニッケルシルバーだった。
この記事は、オーシャンズ1月号のほんの一部。すべての特集は本誌でチェック!


太田泰輔=写真 与那嶺龍士=スタイリスング 竹井 温(&’ s management)=ヘアメイク 増山直樹=文

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