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「NBはプロダクトとして見たときに惹かれることが多い」


ーーそもそも吉田さんとニューバランスとの出合いとは?

吉田 正直な話、あまり覚えておらず......。目がいくようになったのは、ヘクティクやステューシーとのコラボ「580」がリリースされていた2000年代初頭からで、何かしらのコラボモデルを買った記憶があります。

その後、2014年に改めてニューバランスの強みついて考えさせられるきっかけがありました。この年、ユナイテッドアローズが創業25周年ということで、ニューバランスと別注スニーカーを作ることになり、本社があるアメリカ・ボストンの工場などを訪れたんです。



現地の工場を自分の目で見たからこそ、モノづくりが根底にあることが直に伝わって、コマーシャル感もなく、質実剛健というイメージを持つようになり、そこにユナイテッドアローズとの親和性を感じました。

それから買う頻度が増え、「2040」や「1300」に足を通し、1足目に紹介した「990v2 “スティール ブルー”」でガンガン履くようになりましたね。

ユナイテッドアローズとの別注「996XU2」を着用する吉田さん。

ユナイテッドアローズとの別注「996XU2」を着用する吉田さん。


ーーでは、現在所有しているニューバランスのスニーカーの足数は? また、好きな品番はありますか?

吉田 20足以上はあります。品番にはこだわって買っていないのですが、強いて言うのであれば「900」番台ですね。

ーー購入するときのポイントはありますか?

吉田 「ニューバランスだから買う」といった意識はあまりなく、配色やボリューム、あとはゴアテックス搭載などの機能性に惹かれる部分が強く、プロダクトとして見たときに惹かれるかどうかで判断し、その結果がニューバランスであることが多いです。

ユナイテッドアローズとの別注「996XU2」を着用する吉田さん

ーー最後に、スタイリング時に気をつけていることがあれば教えてください。

吉田 太めのパンツを好んで履くので足元にボリュームを持たせたく、スマートすぎるスニーカーは履かないんですよね。その点、ニューバランスのスニーカーは全体的に良い意味でスマートではなく、だから好きなんだと思います。


品番にとらわれず、プロダクトベースで購入を決める吉田さん。創業の地を訪れたからこそ成せる大人の楽しみ方に憧れる。

豊田和志=写真 Riku Ogawa=取材・文

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