二日酔いの対処法はただ一つ
――では、二日酔いになったときはどうしたらいいのでしょう? 基本的には
水分をたくさんとることです。それしかありません。体内に残ったアルコールを出すために吐く人もいると思いますが、すでにアルコールは吸収されていて、アセトアルデヒドが悪さをしている状態なので、手遅れだと思った方がいいでしょう。
ましてや指を突っ込んで吐くというのは、大間違い。とにかく水を飲んで、安静にしていましょう。
――そんなに飲んでいないのに、二日酔いになることはありますか? 肝臓が本当に弱ってくると、体がお酒を受け付けなくなってきます。頭では飲みたいんだけれど、飲もうとすると吐き気がする、飲み始めから二日酔いみたいな状態になってしまう。こういう人は完全に肝臓が傷ついているわけです。それでもお酒を毎日のように飲むという人は、依存症に近いと自認した方がいいですね。
◇
ただでさえ忙しい年末年始。二日酔いで1日を無駄にしたなんてことにならないよう、意識して酒を飲むようにしたい。