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古民家をリノベーション 茨城県大子町の蔵サウナ

こゆ財団代表理事でAGRIST代表取締役の齋藤潤一がおすすめするスポットは、茨城県大子町・DAIGO SAUNA。


人口約15000人茨城県大子町では、茨城県の起業家育成スクールを卒業した若者たちが移住し、新しい事業を創出しているという。その事業が1つのエコシステムになり、相互に助け合いながら成長できるような文化が生まれ始めている。

ダイゴサウナは、地元の古民家を起業家育成スクールの卒業生がリノベーションした施設だ。費用はクラウドファンディングで集めたという。

「蔵を使ったサウナから見る紅葉は絶景そのもの。周辺地域にも起業家が増えておりカフェなど様々な施設が増えてきています。ありきたりの観光スポットではなく、スモール・ジャイアンツたちが生み出した新しい文化を体感できる場所です。東京と大子町の2拠点を行き来しながら生み出されたサウナの物語も含めて、楽しんでみてください」

中部エリア

佐渡島 Hostel Perchの蔵サウナ

アドレス代表取締役社長の佐別当隆志がおすすめするスポットは、新潟県佐渡島・Hostel Perchの蔵サウナ。齋藤に続いて、蔵サウナがもう一軒出てきたのは興味深い。


佐渡島のHostel Perchには、蔵の密封性を生かした、120度を超える蔵サウナがある。

佐別当隆志は「肌寒くなってきたこの時期、心も体も暖まりたくなりますよね。そんな時はサウナに。もう速攻で汗が滝のように。水風呂も外の冷気で冷たく、外気浴も最高で身体の芯から温まります。気持ち良過ぎて過去最高の7セット、整いました」と語る。

佐渡島の秋冬は観光のオフシーズン。しかし、秋冬にしか見ることのできない美しい光景があるのだという。

「秋冬の佐渡島では、トキたちの綺麗なピンクの羽根を見ることができます。先日も、田んぼで群れる可愛いトキたちを発見しました。さらに、洋梨のルレクチェや、ズワイガニ、そして寒ぶりも美味しく食べれるこの時期。オフシーズンの佐渡も魅力的ですよ」

金属加工の町 燕三条ものづくり産地

新潟市を拠点とするクリエイティブディレクター、堅田佳一のおすすめは、工場の祭典が開かれた新潟県燕三条エリア。

多素材多製法のものづくりの産地として有名な新潟県燕三条地域では、『燕三条 工場の祭典』というイベントが開催される。

産業観光やオープンファクトリーという名前が無かった10年前に、全国の先駆けとして工場見学をお祭りへと昇華したイベントだという。堅田佳一が全体監修を務めた今年の『燕三条 工場の祭典』も、大盛況で幕を閉じた。

「燕三条地域が全国でも有数のものづくりの産地であり、一般のお客様が見学するに十分な土壌が存在していたため、大きく花開き、全国に一気に浸透したという、産地の特徴を最大限活かしたイベントになりました。今なお進化するものづくりの産地を見に、ぜひ一度いらしてください」


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