日本のオーガニック市場が抱える課題
オーガニックという言葉が日本に浸透して久しい。一方で、市場の広がりは鈍いと谷田部さんは指摘する。
「日本は、経済規模に対してオーガニックマーケットが小さすぎると言われています。それはやっぱり、日本は質のいいものが簡単に、しかも豊富に手に入りますから。
たとえば、アメリカは意図的に選択しないと粗悪なものが多いけど、日本は道の駅に行けば、リーズナブルで美味しい野菜がちゃんとある。オーガニックであることの必要性を感じにくいと思うんですよね」。
ただし、そこに問題がないわけじゃない。
「いまは特に安いものが歓迎される時代。生産者に十分な利益が還元されていなかったり、外国から安価で仕入れたものには鮮度や品質に問題があったり、行き過ぎた農薬使用の問題もやっぱりあります。
食べ手も作り手も含めてみんながハッピーな『やさしい経済』を作っていくんだというマインドを持つ人が増えれば、日本でももっとオーガニックマーケットは成長できる可能性があると思います」。
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