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精子力に関わる10の生活習慣

[十分な睡眠]
睡眠不足は精子形成を促すホルモン・テストステロンの分泌を減少させ、精子の質を低下させるという研究報告がある。一日7〜7.5時間の睡眠が最も精子にいいといわれている。

[適度な運動]
有酸素運動を習慣的に行えば、精子にダメージを与える活性酸素が減ることで、質の高い精子形成につながる。ただし、過度な負荷は、かえって活性酸素を増やしてしまうため注意が必要。

[サウナ・長風呂]
温度ストレスが精子に悪影響を与えることを考えれば、サウナや長風呂も気になるところ。ただ、「高温サウナに毎日長時間入るという場合でなければ、それほど心配はいりません」(小堀先生)。

[肥満]
ダイエットのメリットは健康増進だけでなく、精子にも。デンマークのコペンハーゲン大学の研究によると、肥満男性が減量し、適正体重を維持することで精子の数が倍増したと報告されている。

[締め付ける下着]
米・ハーバード大学の研究によれば、ゆったりとしたパンツを着用している男性の方が、ぴったりパンツの男性より精液濃度が25%高いことが判明した。トランクスのほうが精子にはいいかも。

[禁欲]
禁欲しすぎると精子数が増える一方、貯蔵されている間に状態が悪くなる。さらに死んだ精子からは活性酸素が発生し、精子にダメージを与えてしまう場合も。禁欲は大体2〜3日が適当。

[自転車]
長時間自転車に乗り続けるのはサドルの圧迫によって血流が悪くなるため、注意が必要だ。股間を圧迫することで、精巣の血管が圧迫され、活性酸素がたまって精子を傷つけてしまうという。

[喫煙]
血液中の活性酸素を増やす喫煙は精子へのデメリットも多い。喫煙者は非喫煙者と比べて精子の減少が見られるほか、運動能力の低下や正常な形態形成にも影響があるといわれている。

[栄養]
ナッツや魚に含まれているオメガ–3脂肪酸の摂取は、精子形成に良い影響が期待できる。さらに亜鉛は精子数の増加に、葉酸は精子の質の向上にもつながる。サプリでの摂取もおすすめ。

[長時間のデスクワーク]
同じ姿勢で長時間座り続けることで陰嚢が圧迫され、血流が悪くなる。さらに熱がこもる原因にもなり、精子の状態に悪影響を及ぼす。ときどき立ち上がって股間回りの血流を良くしよう。

押条良太=文

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