歯科衛生士のコミュニティも順調に大きくなっている。
「コロナも落ち着いてきた今年は、東京、名古屋、大阪、福岡で歯科衛生士だけが参加できるリアルイベントを主催。『&DH』の開発に携わったメンバーも参加しています」。
大阪会場での記念写真。
そんな奈央さんを推薦してくれたのは、株式会社ヘルシーエージェント代表でビジネスパートナーの高森雄大さん。
「彼女はスター性、カリスマ性があるんですよ。それに憧れて人がついてくる。経営感覚に優れているし、いつも思うのは超ポジティブだということ。陰口を言われても、むしろ応援されているんじゃないかと思うみたいです」。
「コロナ真っ盛りの起業なのによくやってきました」と高森さん。
ちなみに、高森さんは大手畜産企業勤務を経て、肉系の飲食店を経営。その後、歯科医院向けの経営コンサルティング企業を立ち上げたという異色の経歴の持ち主だ。
群馬県渋川市にある石坂牧場で牛を愛でる高森さん。
一方、奈央さんの趣味は海外旅行。忙しい合間を縫って出掛けている。
「いろいろ行きましたが、2015年のスペイン旅行も楽しかったですね。休日のイベントだったのか、道で大きな鍋でパエリアを作っている人がいたり。子供たちも集まってきて、見学したり手伝ったりしていました」。
「子供たちにフレンドリーな国」という印象を受けたそうだ。
また、今年9月には韓国旅行も兼ねて現地のクリニックを視察。
「日本と比べて予防歯科という考え方が浸透していないように感じました。韓国では歯を予防して残そうという意識より、悪くなってしまったら治療しようという意識のほうが強いようです」。
そのため、インプラント治療が盛んで低価格競争が起きているとのこと。
取材終わりで、ずっと気になっていたことを聞いてみた。奈央さん、そのユニークなデザインのシャツはどうやって着こなすんですか?
「ネットで買ったんですが、いまだに着方がよくわからないんです。この袖はポケット代わりに使うんでしょうかね」。
たぶん違うと思われる。
というわけで、歯科業界の飛躍を支える奈央さん。
最後に読者へのメッセージをお願いします。
歯科衛生士として働いた経験があったからこそ実現した起業。
[取材協力]D.HIThttps://dhit.co.jp