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女子は中国・671が自国で優勝に輝く。日本のAMIは準優勝

左:671 右:AMI ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟

左:671 右:AMI ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟


女子の決勝は日本のAMIと中国の671の対戦。

両者は過去にも様々な世界大会での決勝で対戦経験があり、まさに因縁の対決となった。さらに両者は現時点の世界ランクが1位(AMI)と2位(671)でもあり、事実上の世界の頂点が決まる対戦となった。

先行のAMIはスピード感のあるフットワークを中心に細かいレッグワークやパワームーブも織り込み、完成度の高いムーブを見せる。特に音楽にフィットしたムーブ全体のフローや、細かい手足の位置まで洗練されたシルエットは言わずもがな圧巻であり、彼女のスタイルとして前面に押し出されていた。

しかし相手の671のBGIRLトップレベルと評されるパワームーブは一段と磨きがかかっており、高い身体能力とパッションで存在感を示した。

AMI / ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟

AMI / ©公益社団法人日本ダンススポーツ連盟


結果は2:1の僅差で671に軍配が上がった。

惜しくも3ラウンド目はAMIがポイントを獲得したが671の勢いとムーブの完成度も見事であり、アジアの頂点としてパリ五輪出場を自国で決める形となった。

しかしAMIのスキルやスタイル、そして表情やジェスチャーから時折感じさせるBGIRLとしてのバトル運びの上手さは依然として輝いており、変わらぬ存在感を発揮していた。

AMI、そして3位となったAYUMIも今大会でパリ五輪出場は確定とならなかったが、出場権獲得争いは来年の4月〜6月に開催されるOQSへと続いていく。

世界大会では常に表彰台に絡んでくる日本のBGIRLたちの今後の活躍にも引き続き注目していきたい。


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