OCEANS

SHARE

男性が不足しがちな栄養素はマグネシウムと亜鉛



ーー甲状腺機能を活性化させるためには、1日に必要な栄養素を摂取しなければならないとのことですが、男性が不足しがちな栄養素はなんでしょう?

体にはタンパク質が大切です。すでにプロテインドリンクを日常的に飲んでいる方もいるかもしれませんが、現代の男性の生活スタイルでは、ミネラル不足が特に深刻です。

特にマグネシウムと亜鉛。マグネシウム不足のサインは、足がつることや目元の痙攣がわかりやすいです。また、小さなことにイライラしたり不安になったりしてしまうことも挙げられます。
advertisement

1日にコーヒーを何杯も飲んだり、仕事で大きなストレスを受けたり、夜ご飯を加工食品や外食で済ましたり、お酒をたくさん飲んだりすることは、すべてマグネシウムが尿から出ていく原因になります。

加工食品には、マグネシウムや亜鉛が含まれている量が少ないため、ほかで補う必要があります。お酒をたくさん飲む人は、さらに亜鉛不足が助長されます。

甲状腺機能を正しく働かせるためには、足りないミネラルやタンパク質などの栄養素を補うのが最も効果的です。

ーー足りなくなったマグネシウムや亜鉛を補う方法は?

マグネシウムを手っ取り早く摂取するには、にがりがおすすめです。1日に10〜15滴の摂取を目安に、コーヒーやビール、お味噌汁に1〜2滴入れて飲んでください。一度に摂りすぎると下痢になってしまうこともあるので気をつけてくださいね。

あとは、ごまやナッツ、海藻類を意識的に食べるといいでしょう。

また、分子栄養学はサプリメントの活用もOKです。亜鉛やマグネシウムが不足していると感じた場合は、サプリメントでも補っていくのが良いでしょう。

やはり栄養バランスを考えて毎日自炊するというのは、忙しい社会人には簡単なことではありません。そういうときはサプリメントを活用して、足りない栄養素を補いながら無理なく続けていきましょう。
4/4

朝ご飯をしっかり食べたほうがいい理由



ーー男性が今すぐ実践するべきことをお聞かせください。


まずは、タンパク質を含んだ朝ご飯をしっかりと毎日食べましょう。おにぎり1個やパンだけではなく、たまごや納豆といったタンパク質を取り入れた朝食が大切です。

男性の太る原因の多くはズバリ、食後高血糖です。

朝食を抜いている方が炭水化物を多く含むお昼ご飯をたくさん食べると、食後高血糖が起こり、血糖値を下げるインスリンと呼ばれるホルモンが過剰に分泌され、脂肪として蓄積されてしまいます。
advertisement

タンパク質を含んだ朝ご飯をしっかりと食べると、昼食後の高血糖が抑えられます。

もうひとつ太りにくい体を目指している方に覚えておいてほしいのが、早食いをやめてほしいということ。

忙しくてなかなか食事に時間をかけられないという人は、食事の15〜30分前にナッツや魚肉ソーセージなどの低糖質なものを食べるのがおすすめです。いきなりお米や麺類などの糖質をお腹に入れるより、消化管ホルモンの働きによって血糖値の上昇を防げます。

とにかく、インスリンを過剰に出さないために、サラダやスープ、みそ汁でもいいので、炭水化物をひと口目から食べないように意識してくださいね。

ーー最後に、読者のみなさんにメッセージをお願いします!

朝食抜きダイエットや16時間断食ダイエットが流行していますが、実践したあとに体調不良を訴えている人が増えています。やはり個人差によって合う・合わないがありますからね。

特に、日頃から疲労感に見舞われている人は疲労がさらに強くなる可能性があります。

また、朝食を摂らないことで、体内リズムが夜型になっていきます。夜型になると、夜食を多く食べてしまったり、寝るのが遅くなってしまうなど、太る原因になります。

また、先ほどからお伝えしている食後高血糖は、3食しっかり食べることで抑えられます。体を引き締めたいと考えている男性は、明日から朝食をしっかり摂って、適度な食後の運動を心がけてくださいね。


甲状腺機能を活性化することが、太りにくい体づくりにつながる。
①食べ過ぎには気をつけながら、②不足しがちなミネラル(特にマグネシウムや亜鉛)やタンパク質を意識的に接種し、③食後高血糖を防ぐために朝食はしっかりとる。
ーー以上3点を意識しながら、「太りにくい体質」をゲットしよう!

久坂部多月=取材・文

SHARE