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2023.10.23

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「外国人のマネジメントに悩む」企業の管理職リーダーが、その国のことを勉強するのが“諸刃の剣”な理由

kyapushon

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「モヤモヤ り〜だぁ〜ず」とは……

本日の相談者:飲食業・38歳
「飲食業を展開している会社で管理職をしています。外国人の雇用者が増えており、業務のサポートはもちろん、メンタル面やキャリアアップへの支援も求められています。

一概に外国人といっても、生活習慣や文化的・宗教的背景も異なるので、私自身がこれまで経験してきたことだけでは、うまくサポートできない不安があります。異文化マネジメントのコツがあれば教えてください」。
 アドバイスしてくれるのは……


 そわっち(曽和利光さん)
1971年生まれ。人材研究所代表取締役社長。リクルート、ライフネット生命保険、オープンハウスにて人事・採用部門の責任者を務めてきた、その道のプロフェッショナル。著書に『人事と採用のセオリー』(ソシム)、『日本のGPAトップ大学生たちはなぜ就活で楽勝できるのか?』(共著・星海社新書)ほか。 

外国人といってもかなり違う

外国人といっても十把一絡げに捉えることはできません。国民性研究の大家であるオランダの社会心理学者ヘールト・ホフステード博士の6次元モデルでは、外国の多様性がわかります。

例えば、このモデルの次元のひとつに、集団と個人の利害のどちらを優先するかという「集団主義⇔個人主義」次元がありますが、世界で最も個人主義なのは米国や英国、最も集団主義なのは韓国や中国、日本はロシアやインドと近く、ほぼ中央になっています。

ほかにも「不確実性を避ける度合い」では、日本は世界最高レベル(不確実が嫌い)ですが、中国や英国は世界最低水準(つまり不確実でも平気)です。

このようなことが6次元においてさまざまなわけですから、「外国人はこう」と言えるわけがないのは当然です。


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